おもな発電方式

現在、わが国では、主に3つの発電方式を利用しています。水力発電火力発電原子力発電です。

水力発電は、ダムに水を貯めて行われます。水が高いところから低いところへ移動する運動エネルギーを利用しています。ダムの水を水路に流し、タービンを回転させて発電を行います。
発電に使用した水を貯めておき、夜間にもとのダムに戻して再利用する揚水式発電も利用されています。
水力発電は、大気汚染を起こさないクリーンな発電方式です。

火力発電は、燃料を燃やした熱エネルギーを利用して発電します。燃料を燃やした熱をボイラーによって水蒸気に変えます。水蒸気がタービンを回転させて発電を行います。燃料には、化石燃料(天然ガス、石炭、石油)を使用しています。
火力発電は、燃料を燃焼するので、大気汚染を伴う発電方式です。発生した熱は、発電以外にも温水として利用されています。

原子力発電は、核分裂による熱エネルギーを利用して発電を行います。核分裂による熱をボイラーによって水蒸気に変えます。水蒸気がタービンを回転させて発電を行います。
核分裂は、大きなエネルギーを発生させます。そのため、原子力発電は、大きな電力を発生することができます。