内容紹介
よみがえれ 生産技術者たち
これまでの日本の製造技術は、開発を行い、それを上手に使いながら育まれてきた。ところが、かつては「マニュアルを創るひと」であった技術者が、いまや「マニュアルを使うひと」に変容しようとしている。日本の製造業に問われている2つの課題、①後進国への技術指導のあり方、②製造技術の空洞化の防止、に応えきれなくなってしまうのではないか。
本書は、長年自動車製造の現場で技術指導にあたってきた著者による、自動車ボディを中心とした生産技術に求められる「かなめ」をまとめたものである。
テクノライフ選書とは、科学・技術の魅力・おもしろさをわかりやすく、より楽しくときあかすシリーズである。
このような方におすすめ
高校生・大学生
自動車に興味をもつ一般・学生
他分野の研究者・製造業の技術者
目次
主要目次
1章 製造業のパニック
2章 自動車ボディと材料
3章 自動車ボディと設計
4章 加工基準とは何か
5章 加工公差とは何か
6章 部品育成と検査具
7章 量産加工の決め手
8章 これからの自動車ボディづくり