内容紹介
Excelで経営データの効率的な処理と多様な分析をする手法を紹介!
経営科学は企業や個人の合理的かつ効率的な意思決定を支援するもので、多様な分析手法を用い、現実問題への応用を目的としている。本書は経営科学の理論と計算の仕組みを体系的に解説する。経営科学、特に需要予測やOR計算を、Excel等を用いて実践する。
このような方におすすめ
・調査・企画・経理・マーケティング等の実務担当者
・経営・商学系,経営情報系、人文・社会系の学生等のサブテキストとして
・『Excelで学ぶ統計解析入門』、『Excelで学ぶ多変量解析入門』、『Excelで学ぶ実験計画法 シックスシグマと重回帰分析』の読者
目次
主要目次
第1章 組織経営と経営科学
第2章 経営データの処理と分析
第3章 需要予測
第4章 経営管理情報の分析
第5章 計画技法とシミュレーション
第6章 意思決定論
詳細目次
第1章 組織経営と経営科学
1.1 経営科学とその歴史的背景
1 経営科学とOR
2 最初のコンピュータ
3 経営とコンピュータ
1.2 経営科学とその周辺
1 品質管理(QC)
2 データマイニング
3 オペレーションズ・リサーチ(OR)
1.3 経営科学の特徴
1 問題1 科学的アプローチによる客観的根拠の提示
2 問題2.複数取引き先からの依頼
3 問題3.プロジェクト・チームの編成
4 問題4.定式化が困難な問題への対処法
1.4 各種手法の概要と問題解決のための実施手順
1 統計グラフ
2 多変量解析
3 最適化手法
4 シミュレーション技法
5 問題解決手順
第2章 経営データの処理と分析
2.1 統計データの図表による分析
1 度数分布表
2 ヒストグラム
2.2 統計データの特性値による分析
1 代表値
2 散布度
3 歪度(skewness)
4 尖度 (kurtosis)
5 特性値として望ましい条件
6 Excel関数等による諸統計量の同時一括算出
2.3 Excel VBA について
1 Excel VBA 活用のメリット
2 Excel VBA 操作方法の要点
3 VBAプログラム集
2.4 統計比率の分析
1 構成比率
2 関係比率
3 指数
4 変化率
5 特化係数
第3章 需要予測
3.1 単回帰分析による需要予測
1 需要予測の体系
2 相関・回帰分析と散布図
3 時差相関係数
3.2 時系列分析による需要予測
1 傾向変動の分析
2 季節変動の分析
3 循環変動の分析
4 指数平滑法
3.3 多変量解析による需要予測
1 重回帰分析
2 数量化理論
第4章 経営管理情報の分析
4.1 経済性計算
1 経済性の分析
2 経済性の計算をExcelで行う
4.2 貢献度分析
1 貢献度分析の考え方
2 Excelで貢献度分析を行う
4.3 Zチャート
1 Zチャート分析の考え方
2 Excelで移動年計値を計算する
4.4 アンケート調査
1 Excelを利用したアンケート調査の集計法
2 アンケート・データの相関・回帰分析
3 一般的な影響度の計算
第5章 計画技法とシミュレーション
5.1 PERTによる日程計画
1 グラフ/ネットワークの基礎
2 PERTによる日程計画の考え方
5.2 待ち合わせ理論
1 D/D/1モデル
2 ポアソン型到着
3 指数型サービス
4 乱数の発生法
5 ポアソン到着モデル
6 M/M/1シミュレーション
5.3 在庫管理
1 在庫の費用
2 在庫問題の基本的なパターン
3 確定的な需要のもとで発注が独立でない場合の最適発注量
4 不確定的な需要のもとで発注が独立している場合の最適発注量
5 不確定な需要のもとで発注が独立でない場合の最適発注量
6 シミュレーションによる定量発注法と定期発注法の比較
5.4 線形計画法
1 最大化(最小化)問題
2 輸送問題
3 板取問題
5.5 ABC分析
1 ABC分析の手順
2 ABC分析の類型
第6章 意思決定論
6.1 意思決定論とは
6.2 AHP(階層化意思決定法)
1 評価項目の重要度
2 幾何平均法
3 固有ベクトル計算法
6.3 不確実性下の意思決定
1 リスクの場合
2 不確実性の場合
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