内容紹介
Rでさまざまな経済の構造を数量化する!
計量経済学とは、経済データにもとづいて、さまざまな経済の構造を数量的なモデルとして定式化し、経済理論を検証する学問。
本書はRを使った計量経済学の教科書で、Rを使って統計学の理論や理論経済学を簡潔に解説しながら、Rの手順・アウトプットの解釈を丁寧に解説する。
このような方におすすめ
経済学部、経営学部、社会学部等の文系学生
Rで経済理論を学びたい人
目次
主要目次
第1章 経済学と計量分析
第2章 計量経済学とは
第3章 単純回帰分析
第4章 回帰式の説明力と仮説検定
第5章 自己相関
第6章 不均一分散
第7章 重回帰分析
第8章 多重共線性
第9章 構造変化、理論の妥当性のテスト
第10章 同時方程式体系
付録 練習問題の解答
詳細目次
はじめに
第1章 経済学と計量分析
1.1 経済分析における計量分析の増加
1.2 経済分析と経済理論
1.2.1 問題解決のための経済理論
1.2.2 経済理論だけでは分析ができない
1.3 経済理論の必要性
1.3.1 データ分析手法だけでも分析ができない
1.3.2 説明変数の選択が必要
1.3.3 見せかけの関係
1.4 統計分析と経済理論
1.4.1 観察できない変数
1.4.2 識別できない関数
1.5 経済分析の3 つの柱と計量経済学
練習問題
第2章 計量経済学とは
2.1 経済学と計量経済学
2.1.1 計量経済分析の流れ
2.1.2 計量経済分析の例
2.2 社会科学と実証
2.2.1 消費関数
2.2.2 生産関数
2.3 計量経済学の発展
2.3.1 計量経済学の方法論
2.3.2 古典的最小2 乗法でおかれる仮定と実際
2.3.3 回帰分析と本書の構成
練習問題
第3章 単純回帰分析
3.1 最小2 乗法
3.1.1 最小2 乗法とは
3.2 関数の特定化と回帰分析
3.2.1 関数の特定化
3.3 R による単純回帰分析
3.3.1 R による単純回帰分析
3.4 同じことをExcel でやると
まとめ
練習問題
第4章 回帰式の説明力と仮説検定
4.1 決定係数
4.1.1 誤差分散と標準誤差
4.1.2 自由度
4.1.3 残差平方和の性質
4.1.4 決定係数
4.2 回帰係数の信頼性
4.2.1 古典的最小2乗法でおかれる仮定
4.2.2 回帰係数の標準誤差
4.3 回帰係数の有意性の仮説検定
4.3.1 仮説検定とt 分布
まとめ
練習問題
第5章 自己相関
5.1 自己相関
5.1.1 古典的最小2乗法の仮定と自己相関
5.1.2 自己相関が発生する状況
5.2 自己相関の検定
5.2.1 ダービン= ワトソン統計量
5.2.2 ダービン= ワトソン統計量による検定
5.2.3 R のパッケージによる検定
5.3 自己相関への対処
5.3.1 変数変換による対処
5.3.2 変数変換が伴う危険性
5.4 同じことをExcel でやると
まとめ
練習問題
コラム●付録 R で拡張機能のインストール
第6章 不均一分散
6.1 古典的最小2 乗法の仮定と不均一分散
6.1.1 回帰式の説明力
6.1.2 外れ値の回帰係数の推定への影響
6.1.3 不均一分散が発生する状況
6.2 不均一分散の検定
6.2.1 カイ2 乗分布とBP テスト
6.2.2 R のパッケージによる検定
6.3 不均一分散への対処
6.3.1 変数変換による対処1(対数化)
6.3.2 変数変換による対処2(比率)
6.4 同じことをExcel でやると
まとめ
練習問題
第7章 重回帰分析
7.1 重回帰分析
7.1.1 回帰係数の推定
7.1.2 R による重回帰における推定
7.1.3 同じことをExcel でやると
7.2 回帰係数の仮説検定
7.2.1 回帰係数の標準誤差
7.2.2 回帰係数の仮説検
7.3 重回帰分析における回帰式の説明力
7.3.1 決定係数
7.3.2 自由度修正済決定係数
まとめ
練習問題
第8章 多重共線性と変数選択
8.1 重回帰分析と多重共線性
8.1.1 回帰係数の標準誤差
8.1.2 多重共線性
8.2 多重共線性の検討
8.2.1 R による多重共線性の検討
8.2.2 同じことをExcel でやると
8.3 多重共線性への対処
8.3.1 データの収集
8.3.2 変数変換
8.4 変数選択
8.4.1 赤池情報量基準
8.4.2 R での変数選択
まとめ
練習問題
第9章 構造変化、理論の妥当性のテスト
9.1 ダミー変数
9.1.1 ダミー変数の設定1(定数項ダミー)
9.1.2 ダミー変数の設定2(係数ダミー)
9.2 R による推定
9.3 構造変化のテスト
9.3.1 t 検定による構造変化のテスト
9.3.2 F 検定による構造変化のテスト
9.3.3 同じことをExcel でやると
まとめ
練習問題
第10章 同時方程式体系
10.1 識別問題
10.1.1 経済理論と識別問題
10.1.2 構造方程式と古典的最小2乗法
10.2 構造方程式と誘導形
10.3 同時方程式体系の推定
10.3.1 間接最小2 乗法
10.3.2 2 段階最小2 乗法
10.4 R のパッケージによる推定
10.5 同じことをExcel でやると
まとめ
練習問題
付録 練習問題解答
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章
第9章
第10章
索引
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