内容紹介
MPEGの基礎から応用まで、最新の情報でわかりやすく解説
オーディオ・ビデオの画像符号化方式としてMPEGが国際標準化され、MPEGに基づいた応用装置やLSIの開発が現在急速に進んでいる。今後、さまざまな分野での応用が進展していくものと思われる。本書は、MPEG-2に主眼をおいて、その基礎から応用に至る関連技術を系統立ててわかりやすく解説するとともに、MPEG-4の現状や、画像符号化技術の今後の展開を取り込み、紹介している。
このような方におすすめ
マルチメディア、映像・画像、放送・通信、LSI、コンピュータ関連の技術者、研究者とそれらを目指す大学生・院生、教員の方
目次
主要目次
1章 MPEGの経緯と展望
2章 ビデオ・オーディオ符号化総論
3章 MPEGの機能
4章 MPEGシステムの規格
5章 MPEGビデオ符号化
6章 MPEGオーディオ符号化
7章 MPEGと他方式との比較
8章 画質評価
9章 MPEG応用
10章 MPEG用LSI
11章 MPEG-4の現状
12章 画像符号化の新しい展開
詳細目次
1章 MPEGの経緯と展望
1.1 MPEG設立の経緯
1.2 MPEGへの要求条件
1.3 MPEG標準の位置づけと活動の特色
1.4 MPEGの今後の展望
参考文献
2章 ビデオ・オーディオ符号化総論
2.1 ビデオ信号の符号化
2.2 オーディオ信号の符号化
参考文献
3章 MPEGの機能
3.1 MPEG-2標準化の枠組み
3.2 機能・特性要求条件
3.3 汎用符号化標準の構成
3.4 今後の展開
参考文献
4章 MPEGシステムの規格
4.1 多重動作
4.2 タイムスタンプと同期
4.3 トランスポートストリームとプログラムストリーム
4.4 システムターゲットデコーダ
4.5 プログラムスペシフィックインフォメーション
4.6 DSM CG
4.7 リアルタイムインタフェース
4.8 ATMインタフェース
4.9 ディジタル放送への応用
5章 MPEGビデオ符号化
5.1 MPEG符号化器および復号器の構成
5.2 ビデオフォーマットとビットストリーム構成
5.3 動き補償予測符号化
5.4 DCT符号化,量子化,可変長符号化
5.5 レート制御とバッファ制御
5.6 スケーラビリティ
5.7 エラー対策
5.8 その他の技術
参考文献
6章 MPEGオーディオ符号化
6.1 MPEG/Audioアルゴリズムの構成と要素技術
6.2 MPEG-1/Audioアルゴリズム
6.3 MPEG-2/Audioアルゴリズム
6.4 MPEG/Audioの応用
参考文献
7章 MPEGと他方式との比較
7.1 比較する標準方式の概要
7.2 MPEG-2との比較
参考文献
8章 画質評価
8.1 画質とユーザ要求
8.2 画質評価の実際
参考文献
9章 MPEG応用
9.1 放送・通信
9.2 パッケージメディア
参考文献
10章 MPEG用LSI
10.1 MPEG標準LSIの開発状況
10.2 標準的な応用システム構成例と将来
10.3 MPEG-1標準のLSIの開発状況
10.4 MPEG-2標準のLSIの開発状況
10.5 各応用で必要なMPEG標準のLSI
10.6 HDTVビデオ用LSIの可能性
10.7 MPEGビデオのCPUやDSPによる処理の可能性
10.8 将来への期待
MPEGビデオ符号化の信号処理量
参考文献
11章 MPEG-4の現状
11.1 MPEG-4とは
11.2 MPEG-4の構造
11.3 MPEG-4シンタックス記述言語(MSDL)
参考文献
12章 画質符号化の新しい展開
12.1 ローレベル・ミッドレベル・ハイレベル符号化
12.2 ミッドレベル符号化
12.3 ローレベル符号化,ハイレベル符号化
参考文献
執筆者一覧
索引
続きを見る