内容紹介
いま必須のアイテムである「データベース」がわかる
パソコンを含めコンピュータの有効利用の技術基盤であるデータベースは、あらゆる立場のユーザが各種の業務処理をはじめ意思決定や問題解決に利用している。一方、情報関連の専門学校、また大学では学科を問わず広くデータベースを履修するようになっている。
このような状況をふまえ、広くデータベースについてその概要を理解できるようにまとめるのが本書の狙いである。
7章構成で、そのなかに、23の「キーワード」を抽出し、それぞれのキーワードを簡潔な読み切り解説とする。キーワードの概念を理解しやすくするように「さし絵(イラスト)」を対応させると共に、解説を助ける「さし絵」も併せて活用している。
データベースとは何だろうかを理解する書として位置づけ、専門書への橋渡しの役となる一冊。
このような方におすすめ
大学/専門学校の学生、ビジネスマン
目次
主要目次
Ⅰ.データベースの概念
Ⅱ.データモデルの概念
Ⅲ.関係データモデル
Ⅳ.データベースの設計
Ⅴ.SQL
Ⅵ.関係DBMSのGUI
Ⅶ.データベースの新たな展開
詳細目次
Ⅰ.データベースの概念
1.データベースとは
・ ファイルという概念
・ ファイル処理の問題
2.データと情報の違い
・ データとは
・ 情報とは
・ データベースと情報ベースの検索の違い
3.DBMSとデータベースシステム
Ⅱ.データモデルの概念
1. データモデル
・ 階層データモデル、ネットワークデータモデル、関係データモデル
・ データモデルの基本3要素
・ データベース言語
・ データモデル機能と応用データモデル
2. データ独立性
・ 従来のファイル処理の問題
・ データベースのデータ独立性の考え方
・ 3レベルでとらえるデータ独立性
3. データ定義の基本概念
・ 実体(エンティティ)の型と値
・ 属性
・ 定義域
・ 関連
・ データモデルの図式表現
・ 関連の種類
一般的な関連
構成関連
汎化関連
4. メタデータ管理
・ データとメタデータ
・ メタデータの管理
・ メタデータ管理の階層
Ⅲ.関係データモデル
1. 関係データモデルのデータ構造
・ 関係(リレーション)とは
・ リレーションの数学的な意味
2. 関係データモデルのデータ操作
3. 関係代数
・ 和集合演算
・ 差集合演算
・ 共通集合演算
・ 直積演算
・ 選択演算
・ 射影演算
・ 結合演算
・ 商演算
・ 外結合演算
・ 外和集合演算
4. 関係データモデルの整合性制約
・ 定義域制約
・ キー制約
候補キー
主キー
・ 外部キーと参照制約
Ⅳ.データベースの設計
1. 関係データベースの設計
2. リレーションの正規化
3. 正規化の方法
・ 第一正規形
・ 第二正規形
・ 第三正規形
Ⅴ.SQL
1. データベース言語SQL
2. SQLのデータ構造
3. SQLのデータ定義(スキーマ定義)
4. SQLのデータ操作
5. SQLのトランザクション
Ⅵ.関係DBMSのGUI
1. データ定義のGUI
2. データ操作のGUI
Ⅶ.データベースの新たな展開
1. オブジェクト指向データベース
・ オブジェクト指向のモデル要素
2. データウェアハウス
・ データベースの特性
・ データウェアハウスの構成と利用
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