内容紹介
セメスター制対応の新しい建築構造学の教科書シリーズ
「建築学構造シリーズ」は、「建築鉄骨構造」、「建築木質構造」、「建築鉄筋コンクリート構造」、「建築合成構造」、「建築空間構造」の5巻構成で体系化し、セメスター制に対応した形態で、基礎原理や基礎理論の考え方を中心に、理解しておくべきことをコンパクトにまとめる新しい教科書シリーズである。
実験式や関連知識、専門用語などについてもわかりやすい解説を付し、例題も盛り込んでいる。
本書は建築合成構造について、基礎理論から初歩の設計までをわかりやすくまとめている。
このような方におすすめ
建築系の大学生・大学院生、専門学校生、高専生
目次
主要目次
第1章 建築合成構造
第2章 構造計画と設計法
第3章 累加強度理論と終局強度理論
第4章 鋼とコンクリートの相互作用
第5章 合成部材の座屈
第6章 合成構造要素
第7章 鉄骨鉄筋コンクリート構造Ⅰ
第8章 鉄骨鉄筋コンクリート構造Ⅱ
第9章 コンクリート充填鋼管構造
第10章 混合構造
付録 兵庫県南部地震による合成構造の被害と対策
詳細目次
第1章 建築合成構造
1.1 歴史と現状
1.2 合成構造の定義と分類
1.3 各種合成構造の特徴
1.4 新しい合成構造と展望
第2章 構造計画と設計法
2.1 構造計画
2.2 設計用荷重・外力
2.3 設計判定条件
2.4 合成構造の設計法の要点
第3章 累加強度理論と終局強度理論
3.1 材料の応力-ひずみ関係
3.2 合成断面の全塑性強度と累加強度
3.3 合成断面の終局強度
3.4 鉄骨鉄筋コンクリート構造部材の断面設計
3.5 例題と演習
第4章 鋼とコンクリートの相互作用
4.1 鋼とコンクリートの付着
4.2 コンクリートに対する鋼材の拘束効果
4.3 鋼材に対するコンクリートの拘束効果
4.4 コンファインド効果を考慮した断面耐力
4.5 例題と演習
第5章 合成部材の座屈
5.1 合成断面の剛性
5.2 座屈挙動
5.3 座屈強度
5.4 座屈設計
5.5 例題と演習
第6章 合成構造要素
6.1 合成梁の挙動と設計
6.2 合成スラブの挙動と設計
6.3 合成ブレースの挙動と設計
6.4 合成耐震壁の挙動と設計
第7章 鉄骨鉄筋コンクリート構造Ⅰ
7.1 構造性能と特徴
7.2 梁材の挙動と設計
7.3 柱材の挙動と設計
7.4 耐震壁の挙動と設計
7.5 例題と演習
第8章 鉄骨鉄筋コンクリート構造Ⅱ
8.1 柱梁接合部の挙動と設計
8.2 柱脚の挙動と設計
8.3 部材継手の挙動と設計
8.4 施工法と品質管理
8.5 例題と演習
第9章 コンクリート充填鋼管構造
9.1 構造性能と特徴
9.2 圧縮材の挙動と設計
9.3 柱材の挙動と設計
9.4 接合部および骨組の挙動と設計
9.5 施工法と品質管理
第10章 混合構造
10.1 構造性能と特徴
10.2 異種部材の接合形式
10.3 RC柱・鉄骨梁接合部の挙動と設計
10.4 混合構造の設計
10.5 施工法と品質管理
10.6 RC柱・鉄骨梁接合部の設計例題
付録 兵庫県南部地震による合成構造の被害と対策
1 過去の大地震によるSRC造建物の被害
2 建設年代とSRC造建物の構造的特徴
3 兵庫県南部地震によるSRC造建物の被害
4 対策
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