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気象予報のための前線の知識

気象予報のための前線の知識

  • 著者山岸 米二郎
  • 定価3,564円 (本体3,300円+税)
  • 判型A5
  • 210頁
  • ISBN978-4-274-20492-0
  • 発売日2007/12/21
  • 発行元オーム社

前線をめぐる気象現象が理解できる!

本書は、総観気象学の立場に立って、天気図解析を主体にして、『前線』の見方・考え方を体系的に解説している。気象学における重要概念のひとつである『前線』に関し、その歴史から最新知見までを1冊にまとめた。
 『前線』は、気象予報士試験の出題テーマであり、受験に役立つ内容を網羅している。
 気象現象に関心を持っている方や、気象予報士試験を受験される方に好適な本である。
はじめに
第1章 天気図で見る前線の特徴
1.1 前線の様相の時間変化の一事例
(1)対流圏下層の前線の水平構造
(2)前線の通過と地上の気象変化
(3) 前線と気象要素の鉛直分布
(4) 前線とトラフのライフサイクル
1.2 ジェット気流
(1) 対流圏中・上層の前線とジェット気流
(2) 水平場のジェット気流
(3) ジェット気流と寒冷前線の鉛直構造
(4) 前線の鉛直構造の時間変化
1.3 前線の熱力学的構造
(1) 前線面の傾斜
(2) 前線付近の等圧線の形態
1.4 前線の定義
第2章 ベルゲン学派モデル
2.1 ベルゲン学派の低気圧モデル
(1) 低気圧と前線の構造
(2) 低気圧と前線のライフサイクル
(3) 大気大循環と低気圧の役割
2.2 総観気象とベルゲン学派モデル
2.3 気団
(1) 地表付近の気団分類
(2) 大循環的に見た気団分類
2.4 変形場と前線帯の形成
第3章 低気圧の発生・発達と前線の形成
3.1 準地衡風近似系
(1) スケール解析
(2) 渦度方程式
(3) 鉛直流の推定(1)-----伝統的ω方程式
(4) 鉛直流の推定(2)-----Qベクトル形式のω方程式
3.2 Qベクトルの見方
(1) Qベクトルと変圧風
(2) Qベクトルと前線形成
3.3 低気圧の発生と発達
(1) 傾圧不安定
(2) 天気図で見る低気圧の発達(1)-----渦度的見方
(3) 天気図で見る低気圧の発達(2)-----渦位的見方
(4) カップリング発達
3.4 前線の形成
(1) 前線形成の運動学
(2) 前線形成の力学(1) 準地衡風近似
(3) 前線形成の力学(2) セミ地衡風近似とスケール崩壊
第4章 前線形成と前線の鉛直構造
4.1 下層の前線
(1) 下層前線の形成 
(2) スケール崩壊
4.2 上層の前線
(1) ジェットストリークと上層の前線
(2) 力学的圏界面高度の変動
(3) ジェット気流近傍の圏界面と前線面の構造
4.3 上層の前線と下層の前線の相互作用----前線観の転換
第5章 前線のライフサイクルと環境場
5.1 温暖前線
(1) 温暖前線の雲域の二つのタイプ
(2) シアー効果と前線形成----寒冷前線と温暖前線の違い
5.2 閉塞前線
(1) 閉塞前線の形成過程と構造
(2) 閉塞前線の形成と環境場
(3) 閉塞前線とは
5.3 閉塞構造に関連する諸過程
(1) 速成閉塞
(2) スプリト寒冷前線と上空の寒冷前線
5.4 気団の交換とコンベアベルトの概念
第6章 日本付近の前線帯と総観場
6.1 前線帯の季節変化
(1) 前線と低気圧活動の季節変化
(2) 上層の前線帯の季節変化
(3) 南北二つの前線帯
6.2 梅雨と梅雨前線
(1) 梅雨前線と天気
(2) 梅雨前線の空間規模と環境場
(3) 梅雨前線はどんな前線か
6.3 秋雨前線
第7章 天気図と前線
7.1 前線と地形の影響
(1) 前線通過と山岳の影響
(2) 沿岸前線
(3) スコールライン
7.2 天気図と前線の認識-歴史的存在としての寒帯前線モデル-
文献
索引