内容紹介
原子力に関わる知識を基礎から実践まで学べる待望のシリーズ!
地球環境問題やエネルギー問題を背景に、国内外を問わず原子力についての高度な知識や技術をもった技術者・専門家の育成が急務となっています。
本シリーズは、このような要望に応えるため、原子力を基礎から実務まで体系的に学習できる標準的なテキストとして、大学・研究機関・関連企業の一線の研究者・技術者によりまとめています。
本書は、高速炉の原理からシステム設計までを解説するだけではなく、システムの信頼性や経済性の向上にもふれ、学生や技術者に役立つ内容としてまとめています。
このような方におすすめ
原子力系の大学学部生、大学院生、技術者、研究者
目次
主要目次
1章 新型炉の設計とは
2章 高速炉の意義と歴史
3章 プラント概念と仕組み
4章 安全確保の考え方(設計制約条件と安全機能要求)
5章 構造健全性確保の考え方(設計の制約条件)
6章 システム概念設計(機能から機構へ)
7章 炉心・燃料設計(機構から構造へ)
8章 プラント機器設計(機構から構造へ)
9章 保 全
10章 「もんじゅ」の実際の設計
詳細目次
1章 新型炉の設計とは
1-1 新型炉創造のための思考と設計法
1-2 研究開発
1-3 設計・建設・運転
2章 高速炉の意義と歴史
2-1 原子力エネルギーの持続的利用
2-2 高速炉開発の歴史
2-3 高速炉開発の現状
3章 プラント概念と仕組み
3-1 増殖の仕組み
3-2 高レベル放射性廃棄物の有害度低減の仕組み
3-3 液体金属ナトリウムによる炉心冷却と熱輸送
4章 安全確保の考え方(設計制約条件と安全機能要求)
4-1 原子炉施設における安全確保の基本思想
4-2 高速炉の特徴と安全確保の基本的方策
4-3 高速炉特有の安全機能要求を満たすための対策
5章 構造健全性確保の考え方(設計の制約条件)
5-1 原子炉施設の構造健全性確保の考え方
5-2 高速炉の構造設計条件の特徴
5-3 高速炉の構造健全性確保の方策
5-4 荷重緩和方策
6章 システム概念設計(機能から機構へ)
6-1 システム概念設計の考え方
6-2 主要系統の構成
6-3 システム統合の考え方
7章 炉心・燃料設計(機構から構造へ)
7-1 炉心構成物
7-2 炉心および燃料の構造
7-3 ブランケットと増殖特性
7-4 炉心設計の概略フロー
7-5 炉心設計
7-6 燃料設計
7-7 燃料研究開発
7-8 制御棒集合体の健全性
7-9 燃料製造
8章 プラント機器設計(機構から構造へ)
8-1 プラント機器設計の考え方
8-2 原子炉構造機器の設計
8-3 主冷却系機器の設計
8-4 燃料取扱装置の設計
8-5 計測制御設備の設計
9章 保 全
9-1 設計と保全の関係
9-2 原子力発電所の保全
9-3 高速炉の保全
10章 「もんじゅ」の実際の設計
10-1 「もんじゅ」の開発の方針など
10-2 「もんじゅ」のシステム概念設計の流れ
10-3 「もんじゅ」の研究開発
10-4 「もんじゅ」基本設計の流れと仕様の調整
10-5 「もんじゅ」の設計制限条件
10-6 「もんじゅ」の設計において重点的に検討された項目
10-7 「もんじゅ」設計技術の確証
索 引
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