内容紹介
デジタル放送時代目前。ハイビジョン用プラズマテレビのすべてが分かる
地上デジタル放送時代を迎え、家庭用テレビも大変革し液晶テレビと並びプラズマテレビ(PDP)が注目されています。開発を推進した総本山はNHK。本書は、将来の超高画質・大画面・壁掛けハイビジョン技術を支えるPDP開発を原点から整理し、実用化までの苦労点、夢のスーパーハイビジョンに至る近未来の方向性等を、実際に携わった第一線技術者がやさしく読み物解説します。
このような方におすすめ
・放送、映像関連の若手研究開発者、若手のエンジニア、大学生
・ディスプレイに関係する企業技術者およびマネージャー
・テレビに技術的に関心がある人
目次
主要目次
巻頭カラー口絵
・進化するプラズマディスプレイ
・スーパーハイビジョンをめざした放電メカニズムの解明
第1章 テレビの原理や規格はどうなっているか
第2章 ハイビジョンの目的と開発の歴史
第3章 ハイビジョンPDPの芽が出るまで15年近くかかった
第4章 PDPの生き残りをかけ大画面化・実用化へ
第5章 デジタルハイビジョン時代に向けPDPは進歩する
第6章 夢のスーパーハイビジョンに向けたPDPの挑戦
付録 ハイビジョン、PDP、ディスプレイ開発の歴史
コラム
・「イ」の字はレプリカのブラウン管(CRT)で再現(NHK放送博物館)
・ハイビジョンはカラーテレビ後のディスプレイ研究に絶好な目標
・8型カラーPDPは暗室展示(1974年技研公開)
・NHK技研公開はいつも綱渡り
・世界初のPDPカラオケ
詳細目次
巻頭カラー口絵
・進化するプラズマディスプレイ
・スーパーハイビジョンをめざした放電メカニズムの解明
第1章 テレビの原理や規格はどうなっているか
1・1 情報メディアとしてのテレビはどう進歩してきたか
1・2 テレビの原理はどうなっているか
1・3 テレビの主要な技術パラメータ
1・4 いろいろのテレビ方式とハイビジョン方式
第2章 ハイビジョンの目的と開発の歴史
2・1 ハイビジョンはなぜ開発されたか -前史-
2・2 ハイビジョンとは何か
2・3 ハイビジョンの視覚的要求条件がその基本方式を決めた
2・4 ハイビジョン開発は並大抵ではなかった
2・5 ハイビジョン方式は2000年にようやく世界統一規格になった
第3章 ハイビジョンPDPの芽が出るまで15年近くかかった
3・1 なぜフラットパネル型の大画面壁掛けテレビなのか
3・2 ハイビジョン壁掛けテレビの候補としてPDPを選んだ理由
3・3 初期のPDPによるテレビ表示実験は比較的容易だった
3・4 テレビ表示実験と並行して基礎実験も行った
3・5 次のステップとして明るいPDPの開発に集中
3・6 富士通は最初からAC型PDPの開発・事業化をねらった
第4章 PDPの生き残りをかけ大画面化・実用化へ
4・1 ハイビジョンサイズの40型PDPの実現をめざして
4・2 富士通による21型カラーPDPの実用化とその影響
4・3 26社の技術を結集したPDP開発協議会でハイビジョンPDP実用化を加速
第5章 デジタルハイビジョン時代に向けPDPは進歩する
5・1 デジタル放送とPDP
5・2 最新のハイビジョンPDPはどんな状況か
5・3 PDPの性能はどのようにして向上していったか
5・4 しかしPDPとLCDの闘いは熾烈だ
第6章 夢のスーパーハイビジョンに向けたPDPの挑戦
6・1 究極の高臨場感システムをめざして
6・2 実験と理論を両輪とし放電メカニズムを考える
6・3 画素ピッチ0.3mmの超高精細PDPと映像表示
6・4 スーパーハイビジョンの今後
付録 ハイビジョン、PDP、ディスプレイ開発の歴史
コラム
・「イ」の字はレプリカのブラウン管(CRT)で再現(NHK放送博物館)
・ハイビジョンはカラーテレビ後のディスプレイ研究に絶好な目標
・8型カラーPDPは暗室展示(1974年技研公開)
・NHK技研公開はいつも綱渡り
・世界初のPDPカラオケ
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