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【速報!】「鉄道の『鉄』学―車両と軌道を支える金属材料のお話」が「第41回交通図書賞」の第2部(技術)を受賞!

編集局ブログ (2016/03/29)

(公財)交通協力会主催の「第41回交通図書賞」において、「鉄道の『鉄』学―車両と軌道を支える金属材料のお話」が交通図書賞(第二部門 技術)を受賞しました。また、去る3月25日にホテルメトロポリタンエドモント(東京・飯田橋)において「第41回交通図書賞表彰式」が開催されました。

オーム社ホームページでも受賞作や類書をご紹介! 

【「交通図書賞」とは】
(公財)交通協力会と(株)交通新聞社が共催し、運輸調査局後援により昭和50年度に制定された賞です。交通に関する優秀な図書を選び、広く推奨することで、交通知識の普及・交通従事者の教養の向上を目指すものです。本年度の審査対象は、平成26年12月1日?平成27年11月30日の一年間に刊行・市販された運輸・交通関連の本131点です。

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<3/18付の交通新聞にて、受賞作の書評が掲載されました>

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<編者の松山晋作先生(右)と、弊社編集担当です>

さてここで、「鉄道の『鉄』学」のご紹介をしましょう。

「鉄道」という言葉は、ほかの交通システムにはない金属元素名「鉄」が含まれています。レールは鉄の道そのものといえますが、産業革命の時代に「鉄の馬」といわれた蒸気機関車が時代を推進する足として活躍します。それに伴い、レールがどんどん拡大していき「鉄」を大量消費するようになり、「鉄」を通して鉄道技術の進歩が垣間見られるようになりました。  欧米の先進技術を急速に導入した明治以降の日本では、鉄道と製鉄所がまさに産業の要となり、車両だけでなく、鉄道やトンネルなどの土木分野でも需要が広がっていきました。

本書は、鉄道に関わる材料のうち、鉄道車両および軌道を構成している要素技術としてもっとも重要な金属材料について、それぞれの機器・部材・構造物ごとに、開発の歴史と技術変遷、特徴を解説しています。鉄道に携わるエンジニアの基礎知識として、また、鉄道ファンのテクニカルな話題の拠り所となる情報としても有用な書籍となっております。

鉄道関係技術者にとって材料の変遷をたどる一助となり、また、鉄道ファンには鉄道がらみの材料に造詣の深い「材鉄」発掘のガイドともなる一冊です。

ぜひ書店にて、お手にとってください。

<楫野>