IDCロボットコンテスト2009最終競技会

こんにちは、夏バテ気味のKです。
さて、今週末はABUにかわロボに、WROにマイコンカーラリーに...ロボコンが目白押しですよ!

昨日は、足立区のシアター1010で行われました「IDCロボットコンテスト2009(以下IDCロボコン)」の最終競技会に取材に行ってきました。

IDCロボコンは、今年で20周年!ほかのロボコンとは異なり、国別や学校対抗ではなく、世界各国から集まった学生の混成チームで、10日間にわたりロボットを一から製作して競技するという大会です。
今年は、日本の東京電機大学がホスト校となり、平成24年4月に足立区北千住駅前に同大学の新キャンパスが開設されるのに先立ち、足立区での開催が実現しました。

アメリカ(マサチューセッツ工科大学)/ブラジル(サンパウロ大学)/韓国(ソウル大学)/フランス(選抜チーム)/タイ(選抜チーム)/中国(清華大学)/日本(東京電機大学・東京工業大学)の計7カ国48名が集結し、12チームに分かれて競技会に挑みました。IDCロボコンの出場をかけた、東京工業大学の大会の模様は、7/6の記事を参照下さい。
8/6の顔合わせからはじまり、ロボットの構想設計→ワークショップを重ね、8/18の競技会へとこぎ着けました。ワークショップの様子も含めた記事は、次号ロボコンマガジン11月号に掲載予定ですので、ブログでは競技会についてレポートします。

今年の競技テーマは「HANABI」。2つのチームによる対戦形式で、フィールド上に設置されたボール型・円柱型の花火の種を左右中央の円盤に付けることで花火を完成させ、その数で得点を競います。また、エコゾーンと呼ばれるゾーンには、ピンポン球がしきつめられていて、ピンポン球をたくさん落とす(点火する)ことによって、「ナイアガラの花火」が完成します。と同時に、落としたピンポン球の先端がある一定の基準を越えると、自陣のフィールドにある「大玉花火」が打ち上がります。

花火の種がおかれているグランドエリアは斜面になっていて、手動ロボットが1?2台が活躍します。おもしろいのは、その手前にあるエコゾーンです。ここでは、電動アクチュエーターを搭載していないマシン(しかも、接着剤等も使って作ってはいけない)のみしか入ることができないという制約あり、各チーム、動力としてバネを使ったりといったマシンが多く見受けられました。

競技は1試合90秒で、4つのリーグにわかれて総当たりで試合を行う予選リーグを経て、各リーグ上位2チームが決勝トーナメントに進出するという方式です。
試合は、エコゾーンのナイアガラ花火を成功させて、大玉花火をあげることが絶対条件となり、あとはいかに多くの花火の種を円盤につけるかが勝負の分かれ目となりました。

決勝トーナメントに進んだのは、パープル・ネイビー・ブルー・レッド・グリーン・ブラック・オレンジ・スカイブルーの8チーム。
決勝トーナメントでは、レフリーを悩ますほどの接戦が続きました。相手チームが円盤につけた花火の種を奪い取ろうとするのを、必死でディフェンスするといった攻防もみられました。
決勝は、オレンジチーム対レッドチーム。予選では同リーグで1位を争った因縁対決。決勝ではオレンジチームがロボットを攻撃するような反則行為が見受けられたため、協議の結果、再試合にもつれこみました。
最後は、観客席の多くの子どもたちが、チームカラーをコールするという声援が飛び交う中、オレンジチームが10対0で勝利しました。

メンバーの皆さんにインタビューをしていて、結果いかんにかかわらず、数日間仲間と一緒に一つの目標にむかってやってこれて、とても楽しかったという言葉が多く聞かれました。また、東工大の学生さんに至っては、授業の一環で行われた競技会の枠を越えて、いろいろな国の人たちと交流することができ、充実していたという様子を楽しそうに語ってくれ、7月に取材した当時からわずか1ヶ月ですが、成長が感じられました。
世の中には、たくさんロボコンがありますが、それぞれカラーがあり、観覧する側も違った楽しみ方ができると思います。8月も残るところわずかとなりましたが、いままで見たことのない大会に出かけてみるのもいいかもしれませんね。

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競技フィールド。左右のグランドエリアでチームがわかれ、中央にある花火の種を、3つの円盤にとりつけると得点になります。手前がエコゾーン。ピンポン球を手前に落とすことで、奥の左右にあるパラソル型の大玉花火が開きます。

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中央の円盤に花火の種をとりつけると20点、左右の大きい円盤にとりつけると10点。花火の種と円盤はマジックテープで接着されます。円盤にしっかりととりつけないと、少しの衝撃で種は落ちてしまいます。

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エコゾーンでは、バネを解放された(糸などで抑えておいて、競技が始まると同時にハサミやペンチで切る)ロボットがいっきに駆け抜けることで、ピンポン球を手前の溝に落とします。白いラインを越えるまでピンポン球を落とすと、後ろの大玉花火が打ち上がります。

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優勝したオレンジチームのロボット。2体ともグランドエリアで活躍する手動ロボットです。左のロボットはプーリーを使って、筒を延長することで、?い位置(大玉花火へ花火の種を設置すると高得点になる)へシューティングを行います。右のロボットは、円盤に確実に種を押しつけるための機構がついています。

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足立区長賞を受賞した、ブルーチーム。おこづかいで買ったというLEDをカラフルに光らせて、花火にみたてた装飾がきれいでした。

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IDCデザイン大賞を受賞した、ピンクチーム。かごを有効につかい、ボール型の種を跳ね上げて大玉花火にとりつけるという、侍という文字が刻まれているロボットだけに、力強いパフォーマンスをみせてくれました。

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