こんにちは、編集長です。
6月12日(土)から日本科学未来館の1階企画展示ゾーンで「ドラえもんの科学みらい展」が開催されています。この展示会は、ドラえもんや、ドラえもんの「ひみつ道具」が現在の科学技術でどのくらい実現されているのかという切り口で、先端の科学技術を紹介している展示会です。タケコプターやとうめいマント、タイムマシンなどの、夢のひみつ道具って実現できるの?それってどんな技術?と思いながら見ていると、なかなか面白いです。実際に体験できたりもするので、ぜひいろいろチャレンジしてみてください。

会場は6つのエリアに分かれていて、それぞれの展示は以下のようになっています。
【ドラえもんとくらす未来】
ドラえもんはネコ型ロボット。というわけで、まずは様々なロボットを紹介しています。大学生たちによる未来のともだちロボットのアイデアを見た後は、ドラえもんやASIMOと背比べをしながら、ロボットの身長がどのように考えられているか、ASIMOやWABIAN-2Rと一緒に歩きながら(映像だけど)、二足歩行ロボットの歩き方について学べたり。
「RI-MAN」は、本物は映像展示のみですが、表面の感触が体験できるRI-MANソファ(のようなもの)が展示されています。実際に触れたり座ったりもできますよ。ロボットとの会話を楽しんでみたい、と思った方は「CAIWAロボット」とお話ししてみてください。黙っているとロボットから話題を振ってきます。


「未来のともだちロボット」より「橘」と「KABY」。大阪芸術大学のロボットデザイン研究会による「未来のともだちロボットプロジェクト」から生み出されたロボットたちです。冨永哲明さんによる「橘」(上)は人と相談したり、新しいひとに仕事を教えたりといったこともするけれど、子どもには果物をあげるというお茶目なロボット。山口弘毅さんによる「KABY」は町を守る、赤ちゃん警察官ロボット。こんなロボットが実現するとたのしいな、というロボットがそろっています。

ロボットたちの背の高さが一覧できます。ちなみに自分と背比べもできるので、比べてみてください。

「強化学習ロボット」(九州大学 木村元准教授)は、どう歩けばよいか、ロボット自身が学習していくもの。ジタバタしているだけのようにも見えますが、しばらくたってから見ると、さっきよりも歩けるようになっています。

「CAIWAロボット」(株式会社ピートゥピーエー)。コンピュータ上の会話シナリオから瞬時にそのときにふさわしいシナリオを選んで返答することで、自然な会話を生み出しています。私のときは早口言葉の話をしました。
【空を自由に飛びたいな♪】
空を飛ぶといえばタケコプター。さすがにタケコプターはありませんが、世界一小さなヘリコプター「GEN H-4」が展示されています。椅子に座って記念撮影もできます。
6月26日にはGEN H-4を作ったGEN CORPRATION社長の柳沢源内さんのトークショーも開催されます。開発秘話が聞けますよ!

世界一小さなヘリコプター「GEN H-4」(GEN CORPRATION)。
【小さく、小さくなれたら...】
人間が小さくなるガリバートンネルやスモールライトそのものはできていませんが、小さくなった気分を味わえる技術はあります。走査型電子顕微鏡は普通では見られないマイクロメートルのサイズのものが観察できます。また、マイクロ体内ロボットや、カプセル内視鏡なども展示されています。

マイクロハンド「みゅーたん」(立命館大学 野方誠准教授)は実際に動かしてみることもできます。

「カプセル内視鏡」(オリンパスメディカルシステムズ株式会社)は内服薬のように飲み込む小腸用のカプセル内視鏡です。小さなカプセルの中にカメラが入っていて、小腸の中を撮影して送信します。
【変身したい!】
とうめいマントの気分が味わえる「再帰性投影技術」は、自分では透明になった姿が見られないので、ともだちに写真を撮ってもらうことをおススメします。写真を見て初めて、その気分が味わえます。また、いろいろな時代の顔を組み合わせた結果を見ることができる「メディア工学」もあります。どんな顔になるのか試してみましょう。
変身といえば、自分にできないことができるようになるということで、スーパー手袋みたいな「パワーフィンガー」ではスーパーボールを指先の力でつぶす体験ができます。

「再帰性投影技術」(慶應義塾大学 舘暲教授)は、再帰性反射材という、光を照らした方向に跳ね返す布を使ったマントを着て立つと、プロジェクターの映像がずれることなく映し出されるため、マントを着た人が透明になったように見えます。

「メディア工学」(東京大学 原島博名誉教授)では、原島先生をいろいろな人に変身させることができます。ちなみに、写真では「ミス日本」に変身させてみました...いろいろな顔の情報と、顔の写真を組み合わせることでできています

「パワーフィンガー」(立命館大学 総合理工学研究機構 金岡克弥チェアプロフェッサー)では、実際にスーパーボールを砕くという体験ができます。その残骸が...
【もっと気持ちが通じれば...】
このコーナーでは、コミュニケーションについてのさまざまな技術が展示、体験できます。「音声翻訳装置」は、装置にあるマイクに向かって日本語でしゃべると、それを英語、中国語、韓国語に翻訳してくれます。私が体験した時も、ほぼリアルタイムで翻訳されていました。
「ブレーン・マシン・インターフェース」では、自分が念じることで絵が変わる装置が体験できます。念じるというか、集中しているかどうかで変わるそうですが、これは結構難しかったかな。

「ブレインデコーディング」の説明をしている展示です。この人の頭の中はどうなっているか、答えは後ろに。
【遠く、遠く、広がる世界へ...】
ここではタイムマシンの作り方が紹介されていたり、スーパーコンピュータによる地球温暖化や天の川銀河創成シミュレーションが見られたりします。「Gravity Grabber」は空箱の中にまるで何かが入っているような「重さ」を感じることができる装置です。テレイグジスタンスの技術を使っています。こちらも試すことができるのですが、本当に何かが入っているような感触がしました。なんだか不思議な感覚です。

「タイムマシンの作り方」の説明です。材料から製作手順まで説明されています。

「Gravity Grabber」(慶應義塾大学 舘暲教授)を体験してみました。持っている箱は空なのですが、画面上に見えるボールの重さやぶつかるような動きが感じられます。
ここで紹介した以外にも様々な展示がありますし、関連のイベントもまだまだ予定されています。ASIMOは常設展示のほうでデモをしているので、あわせて見に行くとさらに楽しめるのでは、と思います。

限定グッズの数々。おみやげにどうぞ!
ドラえもんの科学みらい展
期間:2010年6月12日(土)-9月27日(月)
会場:日本科学未来館 1階企画展示ゾーン
〒135-0064 東京都江東区青海2丁目3番6号
開催時間:10:00-17:00(入館は閉館30分前まで)※8月中の土日は18:00まで開館
休館日:火曜日(ただし、7/27-8/31は開館)
常設展示共通料金:大人1,300円・18歳以下600円
本展のみ入場料金:大人1,000円・18歳以下500円
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