ETロボコン2011

こんにちは、編集長です。

2月14日に、「ETロボコン2011開催記者発表会」に行ってきました。
さて、ETロボコンとは、決められた走行体で指定コースを自律走行する競技です。ハードウェアはLEGO MINDSTORMS NXTを使用した同一のものなので、ソフトウェアを競う競技となります。
参加者の多くは、企業の初級技術者や、高校生以上の学生さんたちです。
全国11地区で地区大会が開催され、地区大会を勝ち抜いたチームが11月16、17日にパシフィコ横浜で開催されるチャンピオンシップ大会で実力を競います。

部門はモデル部門と競技部門、この2つをあわせた総合結果による総合部門の3つがあります。モデル部門は、UMLなどで記述された走行競技システムの分析や、ソフトウェア設計モデル内容の評価や審査を行います。競技部門は文字通り、自律型ロボットによる走行競技です。
なお、ETロボコン2010のチャンピオンシップ大会については、発売されたばかりの『ロボコンマガジン2011年3月号』にレポートを掲載していますので、そちらもご覧いただければと思います。

さて、今年のETロボコンは、基本的な競技内容は継続のまま、少し変更をするようです。

・コースをタイムアタックエリアと難所チャレンジエリアの2ステージに分離
 タイムアタックエリアでライントレースの性能を、難所チャレンジエリアで難所をクリアするための制御を競うことになります。今までのように、コース途中に難所があると、難所で失敗してリタイヤすると、ポイントがほとんどなしになってしまいます。これでは、チームの実力を正確に評価できないのでは、という懸念もあり、エリアをわけることになったそうです。競技結果は、タイム-難所クリアボーナスタイムで決まるとのこと。

・難所の一部変更
 シーソーや階段、坂道、ガレージは2010年仕様を継承しますが、ミステリーサークルは超音波センサを使用する新たな難所に変更するそうです。

・走行体の仕様の一部変更
 2010年の走行体からは、頭部がセンサー一体型のものになり、取り付け剛性が大幅に強化されたり、NXT本体保護バンパーの追加、完全自立停止用尻尾モータなどが追加されています。それ以外ですと剛性の強化や、組立性の改善など、より作りやすくなっています。
 しかし、一番の変更は、Bluetooth通信機器との通信が可能になることだと思います。もちろん、走行は自律のみなので遠隔操縦はNGですが、ロボットが完全に停止しているときは、通信してもOKです。これにしたがって、ルールなども一部変更になると思います。そのあたりは新しいルールをきちんと読んだほうが良さそうです。

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2011年の走行体。

モデル審査は、大きく「モデルの書き方」「モデルの内容」「追加課題・オリジナリティ」の3つのカテゴリから構成されています。また、モデルだけでなく、性能(走行結果)が、高いレベルでバランスがとれているチームを評価する「総合評価方式」を2008年の大会から採用しています。2010年の上位入賞は、走行も速く、モデルのレベルも高いチームだったそうです。
2011年大会では、総合評価方式の見直しや、モデル図の過密化への対策、モデル審査基準の見直しも予定されているようです。プレゼンの密度が濃くなってきており、参加チームも約350チームほどになっているので、より効率的な性能審査方法の導入への取り組みも予定されています。
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2010年大会のモデル審査のプレゼン資料。ぎっしりと情報が詰まっています。

なお、今後のETロボコンについてもお話しがありました。、競技は現在単独走行ですが、複数台による協調走行が検討されているとのこと。このあたりは、ETロボコン2011チャンピオンシップ大会で発表が予定されているそうです。

ETロボコン2011のエントリーは3月7日から(4月6日17:00締切)。各地区で実施説明会も開催されるので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
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地区大会一覧。基本的にチームの活動拠点のある県によって、参加できる地区大会が決まります。

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