第23回全日本ロボット相撲大会に行ってきました。

先週末から、福島原発の冷温停止の話題で持ちきりになっているかと思えば、昨日から、金正日総書記死去のニュースなど、今年は、本当に年末まで衝撃がはしる出来事ばかりでした(←まだ終わっていないので、気が早いのですが...)。
冷温停止にしても、海外メディアの声などを聞いていると、いろいろと思うことはあるのですが、なにぶん、今の原発だってこの目で見たことがあるわけではないですし、専門家でもないので、政府や東電の発表、報道をよりどころにするしかないのですが...。
正しい知見で、物事を見ていく力を養いたいものです。そのためにも、雑誌は日々、正しい技術をちゃんと伝えていく使命があると感じている次第です...。

さて、堅苦しくなってしまいましたが、先日18日に両国・国技館にて、富士ソフト株式会社/(社)全国工業高等学校長協会主催の「第23回全日本ロボット相撲大会」が開催されました。
今年話題を集めた、はやぶさの関連展示に加え、福島第一原子力発電所で活躍している千葉工業大学のほか、国際レスキューシステム研究機構、東北大学を中心とするグループが開発した「Quince」の展示とデモが行われ、大会を盛り上げていました。

ロボット相撲は、ロボマガの創刊当初から取り上げている、かなり歴史のある大会です。舞台が両国ということもあって、それぞれしこ名を持ったロボットが、冷間圧延鋼板という材質でできたロボット相撲専用の円形の土俵上で、ぶつかり合います。
初めて見た方は、驚くと思うのですが、勝負が一瞬にして決まります。目にもとまらぬ早さなので、何が起きたのか、最初は本当に分かりません。中には、ぱーんと宙を舞ってはじかれるロボットや、煙を出してしまうロボットも。
ロボットの強さは、単に力任せに押し出すというだけではなく、旗で惑わしたり、プログラムで攪乱させたり、いわゆる立合いでの両ロボットの土俵への置き方でも勝敗が大きく分かれるそうです。
高校生大会と一般の方でも参加できる全日本の部があるのですが、最近では全日本の部での高校生の活躍も目立っています。
大分県立国東高等学校の田中真実さんの操縦する「黒津崎?」は、自立型3位に輝きました。

自立型優勝は、チーム両国の「六次元K」(木嶋泰道 氏)。二年連続で1位に輝きました。ロボコンマガジン2011年5月号の「優勝ロボットを解剖しよう」の記事に、昨年のロボットですが、かなり詳しく解説いただいております。おそらく難解だったのでしょう...このロボットを打ち破るロボットが今年も現れませんでした...。

ラジコン型の優勝は、香川県立三豊工業高等学校の「蒼穹」(吉田勇也 氏)。得失点差の僅差での優勝となりました。連日の練習に練習を重ねた成果のたまものという感じで、冷静な対戦をしていたように思います。

先鋭たち.JPG
全国1016台の中から、決勝戦に勝ち残ったロボットたち

なんと、決勝戦が終わり勝敗が決まった後に、エキシビションマッチとして、ラジコン型と自立型の優勝ロボットが対戦しました。

皆さん、どちらが勝ったと思いますか?

結果は、自立型の「六次元K」が勝ちました。人間よりロボットの方が判断が少し早かったというのは、かなり興味深い結果だったように思います。

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エキシビションマッチの様子。自立型の「六次元K」(左)が、ラジコン型「蒼穹」をはじいている。

決勝戦が始まる前に、大会委員として参画されている、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター副所長の小?栄次氏の紹介で、災害対応ロボット「Quince」が枡席前の階段から登場。ステージ前を走行して、ステージ上の表彰台の凸凹をなんなく踏破。観客席の子ども達も身を乗り出して、Quinceを食い入るように見つめていました。

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表彰台の段差を登るQuinceと操作卓の画面
ロボットコンテストで技術を磨いてきている人たち、また、それを観戦して興味を持っている人たちの中から、人の役に立つロボット技術者が生まれるといいな、と感じた大会でした。

国際ロボット展

リバスト

タマディック

アフレル

三和電気計器

ツクモROBOT王国

ヴイストンロボットセンター

秋月電子通商

近藤科学

Robotma.com

双葉電子工業

ロボット検定

 

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