2012年1月バックナンバー

こんにちは、編集長です。

神奈川県では、ロボット関連産業の創出・集積を促進する取組を進めています。それにあわせて、ロボット関連産業を担う人材を育成するため、平成21年度から株式会社ロボット科学教育に委託して、「かながわ次世代ロボット検定事業」に取り組み、ロボット技術検定制度の検定を行っています。
今回、この事業の一環として、平成23年度第2回目の「ロボット技術検定」が実施されます。

ロボット技術検定」は、ロボット技術に関する知識や技能について判定(合格証の発行)することを内容とする「技術検定」を毎年2回程度の頻度で開催する検定試験です。平成23年度は入門レベルのみの実施ですが、今後は複数のレベルが設置される方針になっています。

試験自体は実技試験で、今回は入門レベルなので、簡単なメカニズムの構築や回路図の理解ができるとともに、簡単なプログラムの作成ができるなど、工学の基礎的な知識や技能を身につけるレベルとなっています。出題内容は、メカトロニクス、エレクトロニクス、ソフトウェアの基礎知識を必要とする実技問題です。

試されるのは、以下のような内容だそうです。

●メカトロニクス
 ・説明書に基づき、組立ができる理解力
 ・与えられた部品から求められる条件を満たすメカニズムを創作できる応用力
 ・簡単なメカニズム構築のための基礎知識
●エレクトロニクス
 ・回路図を理解できる読解力
 ・ブレッドボード上に回路を再現できる応用力
 ・電子制御回路の入出力に関する基礎知識
●ソフトウェア(Arduino)
 ・簡単なマイクロコンピュータ用プログラムを作成できる基礎知識
 ・条件を満たす制御パターンを構築できる想像力
 ・プログラム作成、転送に利用するITオペレーション力

問題の例としては、
・2輪作動機構型ロボットを(キットとその手順を参考に)組立せよ
・作製したロボットを、壁を検知するまで前進し、検知後、回転しよけるプログラムを作製せよ
といったものが出題されるようです。

受検の流れとしては、次のようになっています。

1.検定の申込をする(Web申込フォームから申込)
2.事前資料の確認をする
3.当日会場へ行く
4.問題・記入用紙・ロボット製作部品が配られる
5.決められた時間で問題を実装できるロボットを製作する
 (製作したロボットは持ち帰ることができる)
6.合否判定は後日、メールにて連絡がある
 (合格者には合格証明書が送付される)

第2回検定の開催日時、会場などは以下の通り。

■日時:2012年3月11日(日) 13:00-16:00
■会場:学校法人岩崎学園情報科学専門学校
     (横浜市神奈川区鶴屋町2-17 横浜駅より徒歩1分)
■受検対象者:高校生以上
■定員:80名(定員を超えた場合は抽選)
■受験料:無料
■申込方法:ロボット技術検定のホームページより申込
■申込期限:2012年2月13日

ちなみにこの「ロボット技術検定」、「第4回ロボット感動教育シンポジウム」で講演された、株式会社ロボット科学教育の鴨志田英樹社長のお話にありました。第1回の時はなんと合格者がたったの2人だったそうです。基礎的なことを意外と忘れていたり、自分が弱い点が見つかるかも知れません。腕試しに挑戦してみるのもいいかもしれませんね。

なお、この検定の効果としては、ロボット関連の企業で必要とされる能力を判定すること、ものづくりをするうえで基礎となるような能力を判定することを目指しています。
神奈川県の委託事業としては平成23年度で終了しますが、今後も企業や教育機関などの協力により、検定制度を継続していく予定だそうです。これからの展開に期待したいですね。

こんにちは、編集長です。
帰りの電車の中で本を読んでいたら、危うく乗り過ごしそうになりました。

さて、ちょっと前になりますが、1月8日にベルサール秋葉原で行われた「アキバ大好き!祭り2012」に行ってきました。というのも、その中で開催されていた「第5回KONDO LAND」を見に行ったのです。

5thland.jpg
第5回KONDO LANDのフィールド。今回は場所の関係もあって、いつもと少し違います。

「アキバ大好き!祭り」では、秋葉原の街の構成する多種多様な店舗が一堂に会して、物販、実演、体験コーナーや、アキバ系アイドルのライブパフォーマンスやものづくり教室などさまざまなイベントが行われていました。なので、通常のロボコンとはちがう客層も多そうなので、そんなところも興味があって行ってきました。

やはり、競技が始まると人が集まりましたね。展示フロアの一角で、それほどスペースは広くなかったのですが、フィールドの前だけでなく、外からも見える場所にあったので、外からガラス越しに見るかたもたくさんいらっしゃいました。初めて見た方も多かったみたいで、ロボットが障害物をクリアすると感心したようなどよめきが起こっていました。ちいさな子どもさんが「がんばれー」とロボット応援していたりして、かわいらしかったですね。

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ガラス越しに外から見ている方もいました。

優勝したのはIKETOMUさんの「BLACK TIGER L44」でした。今回は3回チャレンジができたのですが、唯一3回とも完走したロボットです。IKETOMUさんの多脚といえば5脚を思い出すのですが(ヒューマノイドロボットをそのまま多脚に応用)、今回は4脚でした。すごく安定していて、たしか1回目のチャレンジではペナルティが0だったかと思います(途中でコースから落ちたりするなどして、人の手でコースに戻されたりするとペナルティがつきます)。動く壁が邪魔をするマジックウォールや、ベルトコンベア上を逆行するのも、ものともしなかったのはすばらしいなと思いました。

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優勝したIKETOMUさんの「BLACK TIGER L44」

準優勝は網野梓さんの「Tictac6」でした。使用しているサーボがたった3個のシンプルな多脚ロボットです。わりと奇妙な動き方をするので、動いているのを見た時は「へんないきものがいる!」と思えたくらいです。これは写真で見ていただいた方がわかりやすいと思います。

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準優勝した網野梓さんの「Tictac6」。ユニークな多脚ロボットです。

キャラクターっぽくてかわいらしかったのはKENTAさんの「ワニワニ」で、観客サービスも含めて笑いを取っていたのはタカハシさんの「魅惑の多脚ちゃん」でした。ちなみに両方とも、マジックウォールのスイッチを押すことで、ウォールの動きを止めるという技に挑戦していました。スイッチはそこそこ大きさはありますが、動きにうまくあわせるのは難しいのですが、スイッチをちゃんと押すこともできたときは思わず拍手しました。

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しっぽでマジックウォールのスイッチを押していた「ワニワニ」

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「魅惑の多脚ちゃん」はくちばしでつつくことでスイッチを押していました。

KONDO LANDを見に行ったのも久しぶりだったのですが、個性的なロボットもあって面白かったです。観客も集まっていたので、これをきっかけに、少しでもロボットをやってみようかな、と思うかたが増えてくれるとうれしいなと思います。ロボマガでも多脚ロボットの連載「多脚ロボットのいる日常」がはじまりましたので、興味のあるかたは読んでみてください。

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第5回参加者の皆さんで記念撮影。お疲れ様でした!

こんばんは、寒い地でソフトクリームも悪くないなと思ったKです。
昨日1月9日は、北海道札幌国際情報高等学校で行われた、ジャパンマイコンカーラリー2012全国大会に行ってきました。
昨日の札幌は、晴れていたものの、気温はマイナス3度...。
さすがに冬の北海道は寒いですね。

さて、ジャパンマイコンカーラリーは、まさにF1カーといったかっこいいロボットが自律で、難所がいくつもあるコースをラインに沿って疾走し、タイムを競う競技です。
私は初めて取材をさせていただいたのですが、とにかく、目にもとまらぬ速さなのです。高校生大会なのですが、全国から地区大会を勝ち上がってきた、尖鋭144台が札幌に集結、あつい戦いを繰り広げました。

マイコンカーといえば、長いノーズが特徴。カーボン製のしなるボディがかっこいいのです。
そして、コースにもいろんなしかけ(主催者の意地悪にも思えるような)がしてあり、クランクや、S字カーブ、アップダウンの坂などがある難所をくぐり抜け、一筆書きできるコースを2周します。モータの制限などがかされている、入門クラスに位置づけられるBasic Classと、比較的制限が少なく自由度の高いロボットが作れるAdvanced Classがあります。

Advanced Classの速いマシーンでは、16秒台で走ってしまいます。
全国大会出場は、狭き門ですから、なぜあのマシーンはあんなに速いのか、どこに工夫がされているのか、皆さん興味津々です。会場のギャラリーには、たくさんの参加者や引率の先生方が、身を乗り出して(走行する参加者以外は、コースのあるフィールドには入れないので)、観戦していました。
ぱっと見では分からないマシンも、たとえば、電池の種類を変えたり、羽のようなものをつけたりして、カーブしやすいようにしたりといった工夫をしているようで...。
今年のコースは、レーンチェンジする部分に、壁が設けられており、そこでコースアウト・脱落するロボットも続出...。スピードを上げると完走できないというせめぎ合いの中で、高校生達は静かに戦っていました。

結果は以下の通り。
●Basic Class
優勝:田井宏樹さん「送り人」(岡山県立玉野光南高等学校)
準優勝:新居春輝さん「阿修羅スペシャル」(徳島県立貞光工業高等学校)
3位:高橋聡さん「落合魂」(広島県立広島工業高等学校)

●Advanced Class
優勝:井上翔太さん「Nothing」(福岡県立福岡工業高等学校)
準優勝:大倉祟暢さん「Kirsche」(福岡県立福岡工業高等学校)
3位:釘尾椋介さん「小車輪」(佐賀県立塩田工業高等学校)

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コースは、インコースのようなくねくねがあったり、アウトコースのようなラインが途中で途切れるレーンチェンジがあったり。

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同校対決となった、Advanced Class決勝。優勝の井上翔太さん(左)と大倉祟暢さん(右)。

ジャパンマイコンカーラリー2012
http://www.mcr.gr.jp/index2.html

こんにちは、編集長です。
1月6日に東京大学で行われた、NEDO特別講座・公開シンポジウム「第4回ロボット感動教育シンポジウム」を聞きに行きました。ロボマガの編集顧問でもある、森政弘先生が基調講演を行い、株式会社ロボット科学教育の鴨志田英樹代表取締役社長と、フェリス女学院大学専任講師の内田奈津子先生による招待講演もありました。

森先生の講演のテーマは、「物作りは人作り-ロボコンで生まれ変わった子供たち-」でした。まずは、森先生ご自身の物作りから始まりました。小学校4年生のときに、物を作ることに夢中だったそうです。ラジオの真空管がとても魅力的で、将来は電気の技術者になろうと思っていたそうです。「人間は感動がなければだめだ」とのこと。森先生もラジオの真空管に感動したからこそ、電気の技術者という夢をもったのです。
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森政弘先生

自作の飛行機の模型を持った小学4年生当時の森先生の写真や、終戦直後に作られた短波受信局の写真も見せていただきました。短波受信局は、焼夷弾の破片などを使って作られたそうです。穴をあけるのもハンドドリル。なんでもある現在からは想像がつきませんが、いろいろなものを活用して作られていたんだなと思います。

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小学校4年生当時の森先生。手に自作の飛行機模型を持っています。

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森先生が終戦直後に作られた短波受信局

物を作っていると、物との会話がたくさんでてくるそうです。物作りに夢中になると、物とのおしゃべりをたくさんするので、孤独だなんて思わないとおっしゃっていました。

さて、森先生が東京工業大学で、ロボットコンテストの起源となった授業を始めたのは1981年頃。きっかけは、学生の顔がぼんやりしていると気がついたからだそうです。これではいけない、学生たちに興味をもたせ、元気づけなければと考えたのが、単一乾電池1個で、人の乗せる車という課題を与えることでした。製作にかけられる予算は30,000円。4つのチームに分けて行いました。
これには、学生たちも目を輝かせてチャレンジしたそうです。その間に、自分たちの考えた仕組みで走るかどうかを尋ねる学生もいます。その時に森先生は「わからない」と答えたそうです。これにより、学生たちは先生もわからないなら、自分たちでやろうと考えはじめたとのことです。
こうして、参加した学生たちはアルバイトも忘れ、徹夜をするほど夢中になっていたそうです。超大容量のコンデンサを作ったり(3.3Fのコンデンサを30個つなげた)、ルールすれすれとはいえ、自転車そのものではなく、スタート台の工夫をしたりと、さまざまなアイデアが出てきたそうです。
当時の写真も見せて下さいましたが、アイデアの発表会の時には、他の授業の学生も見に来たり、ワイワイと賑やかで楽しそうな雰囲気になっていたそうです。確かに、どんなものができあがるのか、興味津々になるのはわかります。

さて、その次は八戸第三中学校でのロボコンのお話になりました。八戸三中でロボコンが始まったのが1991年。当時は教育困難校だったのですが、ロボットを作り始めると、生徒たちの顔が変わってきたそうです。ロボコンを経験した生徒たちの感想文も紹介されましたが、物を大事にすることを学んだり、自分の作ったロボットは子供のように思えるようになったり、このロボコンを開催した下山大先生にあえてよかったと書いていた生徒もいました。
また、ロボコンを見ている生徒たちも笑顔があふれていて、とても楽しそうでした。
このあたりは、『ロボコン博士のもの作り遊論』『機械部品の幕の内弁当-ロボット博士の創造への扉-』という書籍でも紹介されています。関心のある方はぜひ読んでみていただければと思います。

森先生は、事とは正反対のものが協力しあってできるとおっしゃいます。車が走るためにはアクセル(走る)とブレーキ(止める)の両方がないとできないのです。
また、物が役に立たないと言いますが、それは自分たちが役に立てられないのだとのことです。物に対する姿勢を考えらせられる言葉でした。

このあと、ものづくりに夢中になることで、自己も時間も忘れることなどをお話いただきました。つまり、普通は見るもの(自分)と見られるもの(外界の対象)の二つに分かれていますが、一生懸命、夢中という精神集中の状態になると、内的な意識の中から自分というものが消滅してしまい、対象だけになるのです。この状態が雑念のない精神統一がとれている状態で、そのときの心が「無心」だそうです。このような状態が身につくと、個人の中にある「宝」が表に現れるそうです。森先生は「醜いベールを剥がし、中から宝が現れる」と表現されていました。なお、この「無心」の姿勢は、「道」の本質だといいます。森先生は「技術」を心の問題に高めた「技道」というのを提唱されています。技だけではなく、心の有り様まで変えてしまうのが「技道」なのだと思います。
最後の「禁止ではなく、やりたい方向を奨励して救う」という言葉が印象的でした。

その後の質疑応答で印象的だったのが、「最近の子供達は迷いなくものを作っているように思えますが、どう思われますか」という質問に「物を作るときには迷わせることが必要」と答えられたことです。八戸三中ロボコンでも自分のロボットの説明書が作らせたそうですが、それができるようになるまで理解するには、製作過程で迷い、考え、いろいろチャレンジすることが必要なのでしょう。誰かや何かの言うとおりに作っても、それは森先生のおっしゃる「物作り」ではないのだと思います。

鴨志田さんの講演は「考える道具『考具』としてのロボットと新しい教育サービスへの挑戦」というテーマでした。ロボット科学教育の紹介からはじまりました。ロボット科学教育では、深刻な子供の科学・理数系離れと学力低下の現状を憂い、子供に必要なのは暗記力なのか、という疑問を元に始まった、詰め込みではない教育手法で、体験的な学習を行うことを特徴としています。

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株式会社ロボット科学教育の鴨志田英樹代表取締役社長

ただし、高度な知識を得るためには、単発的な工作教室ではなく、定期的に、継続的に学べる環境が必要だと考えられていて、現在、ロボット科学教育では幼稚園の年長から高校2年生までに向けた、12から13年間のカリキュラムを開発したそうです。こちらは週1回の授業だそうですが、その他、サマーキャンプ用や、一単元に特化したカリキュラムも開発しています。
なお、成果発表の場として、全国のロボット科学教育の教室から参加する「Crefus Cup」を開催したり、FLLロボカップジュニアへの参加をしているそうです。

考え方としては、「ロボットありき」ではなく「科学教育ありき」だそうです。どうすれば子供たちが理数系を好きになるかを考えられていて、例えば、数学の公式なども、受験が終わったら必要なくなるものではなく、本当はさまざまなところで便利に使える知識なんだということをわかって欲しかったそうです。
そんな、さまざまな公式などが活用できるのがロボット作りだったとのことです。

現在は、カリキュラムのバージョンアップも行なっているそうです。現在はLEGO MINDSTORMS NXTを主に使用していますが、オリジナルのキットも試作しているそうです。「考具」として使っていけるものを作りたいとのことで、ロボット研究者と一緒に作っていきたいとおっしゃっていました。

このほか、神奈川県からの委託により、「ロボット技術検定」の設立にもかかわられたそうです。これはロボット技術者を認定するもので、具体的にはメカ、エレクトロニクス、人工知能プログラミングなど、多岐に渡る分野の知識や技能を客観的に評価し、判定するものです。特徴的なのは実技試験を重要視すること。例えば、用意された材料で課題を解決するロボットを製作し、プログラムを完成させるところまで行うといった課題になるそうです。昨年最も基本的なレベルの4級の試験を開催したところ、受験者にはロボット製作経験者や大学工学部の学生などもいたのに、90人中合格者が2人だったそうです。いきあたりばったりで受験した方も多いのでは、と分析されていましたが、暗記だけでも、行き当たりばったりでも合格できない内容になっているとのことです。今後は、神奈川県の担当となるため、実施・運営団体がまた別のところになりそうです。
内容としても、4級以上のレベルを上げたもの、各カテゴリー別の試験なども考えられているそうです。

フェリス女学院大学の内田先生は、「大学、地域、小学校との連携と今後の展開-なぜ女子大でロボットなのか?-」をテーマとした講演でした。フェリス女学院大学は文学部、音楽部、国際交流学部の3学部で、およそロボットと縁がなさそうな印象ですが、もともとは、ICTの活用のとしてロボットを考えたそうです。2003年より行われたプロジェクト型の講習会参加者でロボットグランプリの大道芸部門に挑戦し、チャレンジ賞を受賞するという結果を残しました。参加した学生のみなさんも、この経験から得たものは大きかったそうですが、ロボットグランプリにチャレンジするのは経費や、仕組みの難しさから継続するのが難しかったそうです。その後、LEGO MINDSTORMSを知り、2008年に横浜で開催されたWRO国際大会の大学生のエキシビジョンに参加したそうです。

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フェリス女学院大学専任講師の内田奈津子先生

その後は、フェリス女学院大学緑園キャンパスのある地域で、地域の住民主体のまちづくり組織である緑園都市コミュニティ協会(RCA)から相談され、小中学生向けの講習会を始められたお話になりました。NPO法人ヨコハマRobot Scienceの協力を受けたり、大学とRCAの共催で2009年より年に4回から6回ずつ開催されているそうです。参加者たちは、基礎的な技術やチームで取り組むことでコミュニケーション能力やチームワークなどを学ぶとのこと。教材はLEGO MINDSTORMSを使っており、最終的には、WROやFLLにチャレンジするのだそうです。

ただ、講習会の開催自体は、内田先生個人の力に負うことが多く、学生の方々などにボランティアとして協力してもらうことがあっても、経済的な負担の大きさ、講座を継続、発展させるための人材の発掘や、教材の検討など、課題も多いそうです。お話を伺っていると、人材の発掘は重要だなと思いました。お手伝いではない、講座のこれからを一緒に進めていけるような人材が必要なのだと思います。また、印象的だったのが、小学生も高学年になってくると、塾に時間を取られてなかなか参加してもらえないそうです。受験が影響するのだと思いますが、残念な話です。

また、女子大だからといってもロボット教育にかかわれる要素はあるので、プロジェクトとして長期計画で臨みたいとのことでした。活動資金や場所の確保が必要ともおっしゃっていましたが、質疑応答でここと協力をしてみたら、やこのようなことならば協力できるかも、といったコメントがありました。地域などでロボット工作講座を開催している団体などのネットワークが上手く出来ていくと良いのだろうなあ、と考えさせられました。

あけましておめでとうございます。編集長です。
本年もロボコンマガジンをよろしくお願いいたします。

年末年始はロボットと無縁に過ごした私ですが、年明けは本日から始動しております。年始早々、いろんなところにいろんなお願いをしました...。

今週末は、毎年恒例マイコンカーラリーに、ROBOT JAPAN 3rd、「アキバ大好き! 祭り」の中で開催されるKONDO LANDとKONDO BATTLEなどが開催されますね。
まだまだ寒い日が続きますが、足を運んでみてはいかがでしょう。

リバスト

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ヴイストンロボットセンター

秋月電子通商

近藤科学

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