2015年7月バックナンバー

株式会社スイッチサイエンスは、Maker Works Technology Inc.が開発したオープンソースのロボット作成プラットフォーム「Makeblock」の新製品である、お絵かきロボットキット「mDrawBot」をクラウドファンディング「Makuake」で7月24日に発表した。

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「mDrawBot」はMaker Works Technology Inc.が開発したアルミ製の部品、電子回路モジュールとソフトウェアからなる、オープンソースなプラットフォームである「Makeblock」の新製品。アルミ製パーツを含む60種類以上の部品をセットにしたキット製品で、これだけで4種類のお絵描きロボットに組み替えることが可能。それぞれ1時間程度で組み立てることができる。また、「mDraw」という、ロボットをコントロールするためのフリーソフトウェアも提供。画像のデータをインポートするだけでロボットに描かせることが可能。
「mDrawBot」ロボットキット専用ボードである「Makeblock Orion」はArduino UNOとの互換性があるため、プログラミング初学者にとっても扱いやすく、電子工学、ロボット工学を学ぶための教材としても最適。

「Makuake」でのプロジェクトでは、5つの支援コースが用意されている。「mDrawBot」キット単体が16,556円(税別)、専用基板「Makeblock Orion」が付属した標準キットが17,667円(税別)(限定100個)と19,889円(税別)、Bluetoothモジュールが付属した拡張版キットが22,112円(税別)、標準キット7個をセットにしたディストリビューターパックは111,000円(税別)となっている。
なお、すでに米国のクラウドファンディング「Kickstarter」では目標金額を大きく上回る190,000ドル(約2,300万円)の資金調達に成功し、世界中で注目を集めた。

このキットで組み立てられるお絵描きロボットは以下の4種類。

mScara
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ステッピングモーターで駆動するSCARA(Selective Compliance Articulated Robot Arm) 描画ツール。mSCARAにペンを取付けると、平らな面に絵を描くことができる。

mCar
mcar.png
3か所に車輪が付いたロボットカー。2つはステッピングモーターで動く車輪で、もう1つがボールキャスター。走った後に線を描くことができる。ツールペンの代わりにチョークを付ければ、道路の上にも描くことができる。

mSpider
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壁やホワイトボードに絵を描くことができる。2つのステッピングモーターで、糸を介してmSpiderの動きをコントロールする。糸を長くすることで、より大きな絵を描くことができる。

mEggBot
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卵やピンポン玉のようや、普通では印刷できそうにないものに図形や文字を描けるように設計された。卵に顔を描いて、イースターエッグを作ることもできる。

こんにちは、編集長です。

今週末、東京ビッグサイトで開催される「Maker Faire Tokyo 2015」に「オーム社/ロボコンマガジン」で出展します。ブースはJ-14です!
ロボマガのバックナンバーや、ロボットや電子工作をはじめ、モノづくり関連の書籍の販売を行います。
ちなみに、ロボットではないのですが、ノコギリと西洋カンナを使った、本格木工の実演もあります。ぜひぜひ、遊びに来てください!お待ちしてます!

ちなみに私は、ちょいちょい取材の予定が入っていたりするのですが、2日目は店番です(笑)

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、7月23日に次世代ロボット中核技術の研究開発に新たに着手することを発表した。ここでいう「次世代ロボット中核技術」には「革新的ロボット要素技術分野」と「次世代人工知能技術分野」がある。これらの技術の開発を、産官学の連携でおこなう。本プロジェクトの期間は5年間で、平成27年度の予算は10億円。

「革新的ロボット要素技術分野」は、以下の3項目について研究開発を行う。
(1)スーパーセンシング
 ・革新的なセンシング技術
  視覚/聴覚/力触覚/臭覚/加速度センサなど
 ・能動的センシング技術
  センサと行動の連携による検知能力向上技術など
(2)スマートアクチュエーション
 ・革新的なアクチュエータ
  *人共存型ロボットに活用可能なソフトアクチュエータ(人工筋肉)
  *超高効率、超軽量、超小型など革新的なアクチュエータなど
 ・革新的なアクチュエータ制御
  *柔軟かつ精密に動作可能な制御技術など
(3)ロボットインテグレーション技術
 ・革新的な自律ロボット技術
  人の作業内容や意図を瞬時に理解し、自律動作することで、作業性を向上させるロボットシステム技術など
 ・システム統合化技術
  個別に開発された要素技術を効果的に連携させ動作させる統合化技術など
  
今回研究開発されるテーマは合計で17で、委託予定先は延べ24企業・団体となっている。
本プロジェクトでは、プロジェクトマネージャーを設置し、2年間の先導研究の後に設けられているステージゲートで、目標に対する達成度や5年目の最終目標に対する技術的な道筋と、それにつながるアプリケーションの有用性等を検討し、各要素技術の研究開発内容や研究開発体制の改廃も含めたマネジメントを行う。つまり、ステージゲートの評価により、そのまま以降3年間の先端技術開発に進む技術もあれば中止するもの、他の技術と統合し進めるもの、新規に研究開発を進める技術もあるということだ。
また、ワークショップ等の開催を通じて、技術間の連携や情報共有を図りながら、アワード方式も活用し、技術間の競争を促進する。これらの結果がステージゲートでの評価にも関わる。

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NEDO ロボット・機械システム部 プロジェクトマネージャー 関根 久氏。本プロジェクトの概要を説明した。

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「革新的ロボット要素技術分野」の概要

記者発表の場では、そのうち3つのテーマについて説明が行われた。

(1)のスーパーセンシングについては、東京大学・住友化学株式会社・公益財団法人神奈川科学技術アカデミーによる「人検知ロボットのための嗅覚受容体を用いた匂いセンサの開発」が説明された。これは、1つの匂いに特化した嗅覚を持っているという昆虫の特性を活かしたもので、昆虫の嗅覚受容体をデバイスに埋め込み、生体の匂いセンサとしてマイクロチップ化するものである。仕組みとしては、センサ部分に匂い分子が結合すると、電気信号として出力される。ちなみに、匂い分子1個の結合の出力は、イオン電流として1千万倍に増幅される。
このセンサの応用先としては、災害現場などで不明者を捜索するロボットが想定されている。がれきに覆われるといった、視覚が遮られる状況でも人の汗の匂いを検知することで捜索できることを期待されている。
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「人検知ロボットのための嗅覚受容体を用いた匂いセンサの開発」について説明した、神奈川県科学技術アカデミー 研究員 大崎 寿久氏

もう1つ、東北大学による「次世代ロボットのためのマルチセンサ実装プラットフォーム」は、センサの種類によらず、統一した方法で、共通のバスネットワーク上に高密度にセンサ実装できる、汎用性の高いマルチセンサ実装プラットフォームの実現を目指している。キーとなる技術は、さまざまなセンサと共通バスとをつなぐオリジナル設計の汎用インタフェースLSIである。
研究内容としては、複数種のセンサに対応可能なバスネットワーク型センサ実装プラットフォームの実証、ヒーターと温度センサを組み合わせたアクティブセンシングシステムの研究開発、新設計の汎用インタフェースLSIとネットワークシステムの開発、プラットフォームのオープン化に向けたアプリケーション開発となっている。
このマルチセンサプラットフォームにより、高速に応答し、高感度で、高ダイナミックレンジという、人間よりも高機能なセンシングと、人間やもの、ロボット内部にも設置し、空間を拡張するような、人間よりも広範囲なセンシングの実現を目指している。
また、次世代ロボットだけではなく、センサやアプリ開発のためのオープンプラットフォームとしても活用したいとのこと。

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「次世代ロボットのためのマルチセンサ実装プラットフォーム」の概要

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「次世代ロボットのためのマルチセンサ実装プラットフォーム」について説明した、東北大学 マイクロシステム融合研究開発センター 室山 真徳准教授

(2)のスマートアクチュエーションについては、東京工業大学による「高強度化学繊維を用いた『超』腱駆動機構と制御法の研究開発」が説明された。
ここでは、まず高強度化学繊維のロボット駆動要素としての基礎的諸特性を解明することを目指している。近年開発されている高強度の化学繊維は、しなやかで曲げやすく、重さ当たりの比強度はスチール製ワイヤを超えるものもある。その高強度の化学繊維について、ロープとしての物性評価を行い、その特質を活かした端部の固定法や、減速機など汎用的なロボット駆動機構要素群を開発する。
それに加え、そのロボット駆動機構要素群を用いた実ロボットシステムとして、超長尺多関節ロボットアームとテザー牽引型超不整地移動ロボットと、それぞれに適用する可変剛性制御法とテザーによる不整地移動運動制御法を開発する。

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「高強度化学繊維を用いた『超』腱駆動機構と制御法の研究開発」の概要

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「高強度化学繊維を用いた『超』腱駆動機構と制御法の研究開発」について説明した、東京工業大学 大学院理工学研究科 機械宇宙システム専攻 遠藤 玄准教授。

次世代人工知能技術分野」については、国内外の人工知能に関する研究所や研究者などを集約し、英知を結集することで、世界水準の研究開発拠点形成を目指すもの。研究拠点開発としては、下記の研究開発項目をすべて満足することを条件に、公募を行った。

(1)大規模目的基礎研究・先端技術研究開発
(2)次世代人工知能フレームワーク・先進中核モジュール研究開発
(3)次世代人工知能共通基盤技術

今回、開発拠点として産業技術総合研究所の人工知能研究センターを採択し、拠点の長としての任務をセンター長である辻井潤一氏が実施する予定。ほか、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、国立情報学研究所、九州工業大学、信州大学、奈良先端科学技術大学院大学等の研究者についても、クロスアポイントメント契約等によって、拠点に参画することを条件に部分採択する予定となっている。

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「次世代人工知能分野」の研究開発の概要

なお、両分野とも、関連した研究課題に対して情報提供依頼(Request For Information;RFI)を実施しており(5月20日から6月18日まで)、その結果から有望なものについては、調査研究、先導研究を行う。RFIの結果も踏まえた調査研究の公募は8月下旬から1か月程度行われる予定となっている。

株式会社アフレルが、7月29日(水)、30日(木)に開催される「子ども霞が関見学デー」で、内閣官房・情報技術通信技術(IT)総合戦略ブースにて、ワークショップ「レゴブロックのロボットでプログラミング体験」を行います。
カリキュラムは、今夏にリリースされたiPad専用アプリとレゴのロボットを使って、プログラミングを楽しく学ぶ内容です。30分という短時間ですが、ITの楽しさを体験できます。

「レゴブロックのロボットでプログラミング体験」
●カリキュラムの特徴
 レゴ マインドストームを使って課題に挑戦しながらゲーム感覚でITを学ぶ
 実際に手を動かしながら、動くモノでチャレンジすることを楽しみながら学ぶ

●開催日時:2015年7月29日(水)、30日(木)
●会場:中央合同庁舎4号館 108会議室
●参加対象:小学生、中学生(大人の引率者が必要)
●参加費:無料

平成27年度「子ども霞が関見学デー」(内閣府)
http://www.cao.go.jp/kanbou/kodomo/kodomo27index.html
公式Facebook
https://www.facebook.com/itkodomoday

板橋産業連合会では、今年度よりミニ四駆を使用したレース大会を行います。当日は、入門編、応用編に分かれて、それぞれ同じキットを使って組み立てます。応用編では、オリジナルパーツを作成して、よりオリジナリティの高いマシンを作って、レースを行います。初心者も経験者も、ぜひご参加ください。

ミニ四駆ISグランプリ

■日時:
 2015年8月6日(木)
 入門編:8時30分?11時35分(予定)/応用編:12時35分?18時15分(予定) 昼休みあり
■場所:板橋三連会館
     板橋区仲宿54-10 TEL:03-3962-0131
■主催:一般社団法人板橋産業連合会

■参加対象:板橋区在住、在学の小学校4年生以上中学生まで
 入門編:小学4年生以上中学3年生まで
 応用編:小学4年生以上中学3年生までで、入門コースに参加する方、
      もしくは同等の知識を有する方
■定員:各クラス36名(定員を超えた場合は抽選)
■参加費:入門編 2000円(税込)/応用編 3000円(税込) 
        ※食事は各自で準備してください
■配布物:
 入門編:入門用ミニ四駆キット他
 応用編:応用用ミニ四駆キット、加工用パーツ
 ※入門編、応用編共に工具を貸し出します。各クラス終了後にご返却ください。
  貸出用工具は会場より持ち出しはできませんので、ご注意ください。
  ご自分の工具を持参することも可能です。

■申込み:
 申込用紙に必要事項を記入のうえ、郵送・FAX・メールのいずれかでお申し込みください。
 申込用紙はこちらのページよりダウンロードしてください。
■締切:2015年7月24日(金)必着

■お問い合わせ
 一般社団法人板橋産業連合会
 TEL:03-3962-0130 FAX:03-3962-0133
 E-Mail:mail@itabashisanren.org

 板橋区産業振興課 商工振興グループ
 TEL:03-3579-2171

 イベントホームページ http://itabashisanren.org/event-robot

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