内容紹介
生命保険業に従事する人や生命保険に興味を持つ人が、生命保険数学を理解できる!
本書は生命保険業に従事する人や生命保険に興味を持つ人が、生命保険数学を理解するための解説書です。直接のお金のやりとりである保険料や解約返戻金はどのように計算されるのか、それらの計算の前提を生命保険会社はどのように考えて決定しているのかについて説明します。数値例や比較例を豊富に用いて説明することで、計算式の持つ具体的な意味を理解することに重点を置いています。
このような方におすすめ
生命保険関連企業のビジネスに従事する人
アクチュアリー(保険数理の実務)数学に興味があるが、難しくて内容を理解できない人
生保の計算手法を知りたい人
目次
主要目次
はじめに
第1章 生命保険の基礎
第2章 生命表と生命関数
第3章 金利と現価
第4章 純保険料
第5章 営業保険料
第6章 保険料積立金
第7章 解約返戻金
第8章 保険の見直し
第9章 団体保険
付録 記号のまとめ
生命表と生命関数(第2章)
金利と現価(第3章)
一時払純保険料(第4章)
予定事業費率(第5章)
保険料積立金と解約返戻金(第6章、第7章)
参考文献
索 引
詳細目次
はじめに
第1章 生命保険の基礎
1.1 リスクと保険
1.2 用語の説明
1.3 保険会社と保険数学
1.4 生命保険と損害保険の違い
1.5 代表的な生命保険商品
1.6 生命保険の保障性と貯蓄性
1.7 単純な保険料計算方法
1.8 大数の法則
1.9 収支相当の原則
第2章 生命表と生命関数
2.1 生命表
2.2 生命関数
2.3 平均余命と平均寿命
2.4 満年齢と保険年齢
2.5 予定死亡率
2.5.1 計算基礎率
2.5.2 予定死亡率の設定
2.5.3 予定死亡率の例
第3章 金利と現価
3.1 金利と現価率
3.2 確定年金の現価(年払の場合)
3.3 確定年金の現価(月払の場合)
3.4 有期生命年金の現価(年払の場合)
3.5 有期生命年金の現価(月払の場合)
3.6 予定利率
第4章 純保険料
4.1 営業保険料と純保険料
4.2 純保険料の計算方法
4.3 定期保険の純保険料
4.3.1 定期保険の一時払の純保険料
4.3.2 定期保険の分割払の純保険料
4.4 生存保険の純保険料
4.5 養老保険の純保険料
4.5.1 養老保険の一時払の純保険料
4.5.2 養老保険の分割払の純保険料
4.5.3 養老保険と普通預金の違い
4.6 終身保険の純保険料
4.6.1 終身保険の一時払の純保険料
4.6.2 終身保険の分割払の純保険料
4.7 保険料建てと保険金建て
4.8 一部一時払の場合の保険料
4.9 生存給付金付定期保険の純保険料
4.10 保険金額が一定でない死亡保険の純保険料
4.10.1 保険金額が一定でない死亡保険の一時払純保険料
4.10.2 逓増定期保険の純保険料
4.10.3 逓減定期保険の純保険料
4.10.4 収入保障保険の純保険
4.11 個人年金保険の純保険料と年金原資と年金額
4.11.1 代表的な個人年金保険
4.11.2 個人年金保険の純保険料と年金原資
4.11.3 個人年金保険の年金原資と年金額
4.12 医療保険の純保険料
4.13 その他の保険の純保険料
4.14 ステップ払込方式
4.15 計算基数
第5章 営業保険料
5.1 営業保険料の計算方法
5.2 予定事業費率
5.3 定期保険の営業保険料
5.4 養老保険の営業保険料
5.5 終身保険の営業保険料
5.6 予定死亡率と保険料
5.7 予定利率と保険料
5.8 保険金額と保険料の比例関係
5.9 契約1 件あたりの経費の反映
5.9.1 高額割引による方法
5.9.2 定額部分設定による方法
5.9.3 予定事業費体系と保険料
5.10 契約内容と保険料総額
5.10.1 契約時年齢と保険料総額
5.10.2 保険料払込期間と保険料総額
5.10.3 払込回数と保険料総額
5.10.4 定期保険の更新と保険料総額
5.11 保険会社間の保険料の違い
5.12 生命保険会社の利益と契約者配当
第6章 保険料積立金
6.1 保険料積立金の意味
6.2 保険料積立金の計算方法
6.3 養老保険の保険料積立金
6.4 終身保険の保険料積立金
6.5 定期保険の保険料積立金
6.6 逓減定期保険の保険料積立金
6.7 年金開始後の保険料積立金
6.8 一部一時払の場合の保険料積立金
6.9 アカウント型保険の保険料積立金
6.10 調整純保険料式による保険料積立金
6.11 保険料の分解
第7章 解約返戻金
7.1 解約返戻金の意味
7.2 解約返戻金の計算方法
7.3 養老保険の解約返戻金
7.4 終身保険の解約返戻金
7.5 定期保険の解約返戻金
7.6 解約を反映した定期保険の純保険料
7.6.1 解約を反映した生命関数
7.6.2 解約を反映した定期保険の純保険料
7.7 解約返戻金と死亡保険金の大小関係
7.8 契約者貸付
第8章 保険の見直し
8.1 保険の見直しに関する様々な方法
8.2 追加加入または増額
8.3 解約または減額
8.4 払 済
8.4.1 払済の計算の概要
8.4.2 養老保険の払済の計算式
8.4.3 養老保険の払済の計算例
8.5 転 換
8.5.1 転換の計算の概要
8.5.2 定期保険特約付終身保険への転換の計算式
8.5.3 定期保険特約付終身保険への転換の計算例
第9章 団体保険
9.1 団体保険の特徴
9.2 代表的な団体保険商品
9.3 団体保険の保険料計算の特徴
9.4 団体定期保険の保険料
9.4.1 個別保険料方式
9.4.2 年齢群団別保険料方式
9.4.3 平均保険料方式
9.5 団体定期保険の優良団体割引
9.6 団体定期保険の保険料積立金と解約返戻金
9.7 団体定期保険の契約者配当
9.8 個人保険と団体保険の保険料の比較
付録 記号のまとめ
生命表と生命関数(第2章)
金利と現価(第3章)
一時払純保険料(第4章)
予定事業費率(第5章)
保険料積立金と解約返戻金(第6章、第7章)
参考文献
索 引
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