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電気技術発展の秘話 ―技術を陰で支えた人々―

電気技術発展の秘話 ―技術を陰で支えた人々―

  • 著者矢田 恒二
  • 定価2,530円 (本体2,300円+税)
  • 判型A5
  • 176頁
  • ISBN978-4-274-22524-6
  • 発売日2020/03/19
  • 発行元オーム社

“電気の偉人”と呼ばれる人達の陰で電気の実用化に尽力した人々の隠れたエピソードを紹介

 電気技術史の中には近代物理学を構築するうえでも重要な位置を占める文献や実験結果などが数多くあり、功績をあげた人の名は燦然と輝いています。しかし実際は、その名声を得た人が独自に思考し事例を重ねた例はなく、多かれ少なかれそれまでに積み重ねられた事象の上に、またその時代に同時並行的に行われていた別の研究者と切磋琢磨しながら実験が行われ、その中から独創性を生かして成功した人の名が栄誉と共に歴史的事実として記録されています。しかし、栄光の陰には多くの人の苦労、エピソードがあります。
 本書は、1800年代から1900年初頭における、実用化された電気技術を対象に、電気を何とかして実用化しようとした人々の隠れた苦労話を集めて紹介しています。
第1幕 電流とはどういうものか
1. 磁場の第一発見者は誰か
2. フランクリンは凧を揚げたのか
3. 電流を測る試みには様々な方法が考えられた

第2幕 電気から回転力を作り出す
1. 誰が電流を回転力に替えたのか
2. アラゴは「アラゴの円盤」に相応しい人物なのか
3. 電磁石で回転力を得るための工夫

第3幕 電気機械の発展の苦労話
1. 整流子を考え出したのは誰か
2. 電機子の最初の形は円筒形ではなかった
3. 自励発電方式の発明者は誰か
4. 実用電源として交流が使われ始めたのはなぜか
5. 変圧器が出現するまでのいきさつ
6. 変圧器の鉄心構造はどのように決まったのか

第4幕 電動機の乗り物への応用
1. 最初の電気機関車開発は苦労の連続だった
2. 電車の集電方法には色々な方法が試された
3. 電気自動車が発明されるまでの道のり

第5幕 遠くまで電気を送り届ける
1. 情報伝達手段として電気が使われるまで
2. 長距離に電気を送る試みは古くからあった
3. 交流電源の周波数はどのようにして決まったのか

第6幕 生物電気技術の発展のウラ話
1. 電気による人体実験は死刑用電気椅子で結実した
2. 蛙の実験から生物電気技術が始まった

第7幕 年譜:回転電気機械はどのように発展してきたのか