内容紹介
機械要素設計の本質を基礎的に習得できる
本書は大学・高専における「機械設計」,「機械要素」などの科目を対象として,機械要素設計の本質を基礎的に習得できるように解説.各章末には,基本的・応用的理解を深めるため演習問題を掲載.
※本書籍は、日本理工出版会から発行されていた『機械要素設計』(2011年11月)をオーム社から発行するものです。
目次
主要目次
第1章 機械要素設計の基礎
1.1 機械と機械要素設計
1.1.1 機械と機械要素
1.1.2 設計の概念とプロセス
1.1.3 設計と標準化
1.2 材料強度・剛性と設計
1.2.1 静的強度
1.2.2 動的強度
1.2.3 高温および低温強度
1.2.4 許容応力と安全率
1.3 寸法精度と表面粗さ
1.3.1 寸法公差
1.3.2 はめあい
1.3.3 表面粗さ
演習問題
第2章 ね じ
2.1 ねじの基本と規格
2.1.1 ねじの基本
2.1.2 ねじの種類
2.2 ねじに作用する力と効率
2.2.1 ねじに作用する力
2.2.2 ねじの効率
2.2.3 締結ボルトに作用する力
2.3 ねじの強度
2.3.1 軸方向引張荷重を受ける場合
2.3.2 軸方向の荷重とねじりトルクを同時に受ける場合
2.3.3 せん断荷重を受ける場合
2.3.4 ねじのはめあい部の長さ
2.4 ねじ部品
2.4.1 ボルトとナット
2.4.2 ねじの緩み止めと座金
演習問題
第3章 軸・軸継手
3.1 軸の種類
3.1.1 断面形状による分類
3.1.2 作用による分類
3.1.3 軸線による分類
3.2 軸の強度と剛性
3.2.1 軸のトルクと動力
3.2.2 ねじりを受ける軸
3.2.3 曲げを受ける軸
3.2.4 ねじりと曲げを同時に受ける軸
3.2.5 軸の剛性
3.3 危険速度
3.4 キー,スプラインとセレーション
3.4.1 キー
3.4.2 スプラインとセレーション
3.4.3 ピン
3.4.4 フリクションジョイント
3.5 軸継手
3.5.1 軸継手の種類
3.5.2 軸継手の設計
演習問題
第4章 軸 受
4.1 軸受の種類
4.2 すべり軸受
4.2.1 流体潤滑の理論
4.2.2 ジャーナル軸受
4.2.3 軸受設計
4.3 転がり軸受
4.3.1 転がり軸受の形式と構造
4.3.2 転がり軸受の寿命
4.3.3 動等価荷重
4.3.4 疲れ寿命の補正
4.3.5 許容回転速度
4.3.6 転がり軸受の使用方法
演習問題
第5章 歯 車
5.1 歯車の種類
5.2 平歯車の創成歯切
5.3 歯車用語と平歯車のかみあい
5.3.1 歯車用語と非転位平歯車の寸法
5.3.2 かみあい率
5.3.3 歯面のすべりとすべり率
5.4 歯車の切下げ
5.5 転位歯車
5.5.1 転位歯車の切下げ限界
5.5.2 転位歯車の幾何
5.5.3 転位歯車のかみあい
5.5.4 歯先とがり
5.6 はすば歯車
5.6.1 はすば歯車のかみあい率
5.6.2 相当平歯車
5.7 歯車の強度設計
5.7.1 歯に作用する力
5.7.2 歯の曲げ強さ
5.7.3 歯面強さ
5.8 歯車の寸法管理
演習問題
第6章 ベルト・チェーン
6.1 巻掛け伝動装置
6.2 平ベルト伝動
6.2.1 摩擦伝動ベルトの基礎
6.2.2 平ベルト
6.2.3 平プーリ
6.2.4 平ベルト伝動装置の設計
6.3 Vベルト伝動
6.3.1 Vベルトの基礎
6.3.2 Vベルト
6.3.3 Vプーリ
6.3.4 細幅Vベルト伝動装置の設計
6.4 歯付ベルト
6.5 チェーン伝動
6.5.1 ローラチェーン
6.5.2 スプロケット
6.5.3 ローラチェーン伝動装置の設計
演習問題
第7章 クラッチ・ブレーキ
7.1 動力制御要素
7.2 クラッチ
7.2.1 かみあいクラッチ
7.2.2 摩擦クラッチ
7.2.3 自動クラッチ
7.3 ブレーキ
7.3.1 ブロックブレーキ
7.3.2 ドラムブレーキ
7.3.3 バンドブレーキ
7.3.4 ディスクブレーキ
7.4 つめ車
演習問題
第8章 ば ね
8.1 ばねの用途と種類
8.2 コイルばね
8.2.1 圧縮コイルばね
8.2.2 引張コイルばね
8.2.3 有効巻数
8.2.4 サ―ジング
8.3 重ね板ばね
8.4 トーションバー
8.5 その他のばね
演習問題
第9章 管・継手・バルブ・シール
9.1 管
9.1.1 管の種類
9.1.2 管の選定方法
9.2 管継手
9.2.1 管継手の種類と分類
9.2.2 接続方式
9.3 バルブ
9.4 シール
9.4.1 回転用シール
9.4.2 往復動用シール
9.4.3 ガスケット
9.4.4 シールの選定方法
演習問題
演習問題解答
参考図書
付 表
索 引