内容紹介
無線通信工学、移動通信工学を基本から図解で解説したわかりやすい教科書
電気・電子・情報通信系学科の選択・専門科目「無線通信工学」「移動通信工学」の学部生向けの教科書です。
通信工学の基礎科目の履修を前提として、これに接続する内容として、無線通信で用いる電波の性質、送信電力、通信路の伝搬損失、アンテナ特性、受信電力の基本や、ディジタル信号の無線信号への変換・変調などについてわかりやすく解説しています。
このような方におすすめ
・電気・電子・情報通信学科の学部2~4年生
・電気・電子・情報通信系専攻の大学院生
目次
主要目次
1章 0,1のディジタル信号を無線通信で伝送する方法とは
2章 電波のエネルギーはどのように表現すればよいか
3章 電波が距離の2乗に反比例して減衰するのはなぜか
4章 電波の受信電力が刻々変化すのはなぜか
5章 移動通信はセルラーとも呼ばれる,その理由は
6章 基地局が多数のユーザ端末と通信できるのはなぜか
7章 双方向通信でデータが衝突しない理由は
8章 複数アンテナの利用ですべてが変わる
9章 ネットワーク技術とは
10章 無線信号は光ファイバで伝送できるか
詳細目次
1章 0,1のディジタル信号を無線通信で伝送する方法とは
1-1 電波法
1-2 電波の周波数,波長,及び速度
1-3 波形整形とフィルタ
1-4 雑音と歪
1-5 アナログ変調
1-6 ディジタル変調
演習問題
2章 電波のエネルギーはどのように表現すればよいか
2-1 電場と磁場
2-2 ポインティングベクトル
2-3 マクスウェルの方程式
2-4 マクスウェルの方程式と電磁波のエネルギーの関係
演習問題
3章 電波が距離の2乗に反比例して減衰するのはなぜか
3-1 アンテナの放射特性
3-2 フリスの伝達公式
3-3 アンテナの基本性能
演習問題
4章 電波の受信電力が刻々変化すのはなぜか
4-1 固定通信,放送におけるフェージング
4-2 移動通信におけるフェージング
演習問題
5章 移動通信はセルラーとも呼ばれる,その理由は
5-1 セル方式と位置登録
5-2 つながる仕組み
5-3 ハンドオーバー
演習問題
6章 基地局が多数のユーザ端末と通信できるのはなぜか
6-1 多重化と多重分離
6-2 OFDM
6-3 多元接続
演習問題
7章 双方向通信でデータが衝突しない理由は
7-1 FDD
7-2 TDD
7-3 全二重無線通信
演習問題
8章 複数アンテナの利用ですべてが変わる
8-1 受信アンテナダイバーシチ
8-2 送信アンテナダイバーシチ
8-3 MIMO空間多重
8-4 ビームフォーミング
8-5 送信パラメータの設定
演習問題
9章 ネットワーク技術とは
9-1 ヘテロジーニアスネットワーク
9-2 リレー通信
9-3 基地局連携技術
演習問題
10章 無線信号は光ファイバで伝送できるか
10-1 光ファイバ通信の基本
10-2 無線信号の光ファイバ伝送
演習問題
参考文献
索引
続きを見る