内容紹介
回路図面が読める・かける・回路が作れる本!
油圧・空気圧の機械システムは小さな動力で大きなパワーが発揮できるため、自動化や省力化にはなくてはならない主役のシステムです。
本書は、油圧と空気圧の基礎知識から、実際に作動しているシステムの圧油・圧縮空気の作用状態を回路図からどのように読み取るのか、機器をどのように利用して回路を構成するのかなどについて解説しています。とくに、具体的な油圧と空気圧の回路作成手順についてわかりやすく書かれているのがポイントです。
このような方におすすめ
機械設計等の実務技術者
大学および専門学校の機械工学系の学生、その指導者
機械のメンテナンス技術者
目次
主要目次
Ⅰ編 油圧回路
1章 油圧の基礎知識と特徴
2章 油圧要素機器の種類と図記号
3章 油圧回路の見方
4章 油圧回路の作り方
Ⅱ編 空気圧回路
1章 空気圧の基礎知識
2章 空気圧源装置
3章 空気調質機器
4章 制御弁
5章 アクチュエータ
6章 アクセサリおよびその他の機器
7章 空気圧の基本回路
8章 空気圧システムの設計手順
詳細目次
Ⅰ編 油圧回路
1章 油圧の基礎知識と特徴
1.1 圧力と流量
1.2 油圧の特徴
2章 油圧要素機器の種類と図記号
2.1 油圧ポンプ
2.2 方向制御弁
2.3 圧力制御弁
2.4 流量制御弁
2.5 サーボ弁
2.6 比例電磁式制御弁
2.7 積層弁(モジュラー弁)
2.8 油圧アクチュエータ
2.9 アキュムレータ
2.10 オイルクーラ
2.11 油圧作動油
3章 油圧回路の見方
3.1 油圧回路の構成
3.2 基本的な油圧回路
3.3 油圧回路の見方
3.4 サーボ弁を用いた同調制御回路
4章 油圧回路の作り方
4.1 油圧回路の作成手順
4.2 ボール盤の油圧回路作成手順例
4.3 平面研削盤の油圧回路作成手順例
4.4 アキュムレータ回路の効率的な設計
Ⅱ編 空気圧回路
1章 空気圧の基礎知識
1.1 空気圧の概要
1.2 パスカルの原理とシリンダの理論推力
1.3 負荷率とシリンダの選定
1.4 気体の圧力,体積,温度の関係
1.5 空気の流れについて
1.6 オリフィスと有効断面積
1.7 合成有効断面積
1.8 空気圧機器を流れる空気流量
1.9 空気圧機器の動作に必要な空気量
1.10 空気圧機器の構成と分類
2章 空気圧源装置
2.1 コンプレッサ,アフタークーラ,ドレン排出弁
2.2 空気タンクとメインラインフィルタ
3章 空気調質機器
3.1 空気中の水分,油分および不純物
3.2 エアドライヤ
3.3 FRL ユニット
4章 制御弁
4.1 圧力制御弁
4.2 流量制御弁
4.3 方向切換弁
4.4 切換操作方式による分類と図記号
4.5 方向切換弁の配管方式
4.6 チェック弁,パイロットチェック弁
4.7 シャトル弁,急速排気弁,残圧排気弁
5章 アクチュエータ
5.1 アクチュエータの種類と空気圧シリンダ
5.2 空気圧シリンダの構造
5.3 シリンダサイズと取付け形式
5.4 シリンダのクッション機構
5.5 シリンダの横加重
5.6 位置検出器
5.7 さまざまなシリンダ
5.8 揺動形アクチュエータ
5.9 真空パッド
5.10 空気圧チャック
6章 アクセサリおよびその他の機器
6.1 継手およびチューブ
6.2 圧力スイッチ,真空スイッチ
6.3 増圧器(ブースタ)
7章 空気圧の基本回路
7.1 基本回路(速度制御回路)
7.2 圧力制御回路(減圧回路)
7.3 中間停止回路
7.4 落下防止回路
7.5 吸着回路
7.6 複数シリンダの動作回路
8章 空気圧システムの設計手順
8.1 機器選定の手順
8.2 機器選定と空気圧回路の設計
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