内容紹介
各種診断領域の測定法やノウハウをまとめた好評書籍の最新版
放射線診断を取り巻く環境では医療被ばくの防護は必須の要件となっており、上記の初版は防護の最適化のための基準として2015年に設定された、診断参考レベル(Diagnostic Reference Level:DRL)にかかわるものとして、各種診断領域の測定法やノウハウをまとめた、初の成書として発行された2017年6月発行「放射線技術学スキルUPシリーズ 診断X線領域における吸収線量の標準測定法」の改訂版です。
改訂2版となる本書では、2025年発行の最新の診断参考レベルDRLs2025に合わせた内容として、初版で取り上げた診断領域に加えて、X線TV領域、歯科用X線装置に関する項目や測定に必要な物理的な知識も取り上げることとして、各種診断領域の標準測定方法を具体的に解説することで、最新の業務に見合う内容として改訂しました。
このような方におすすめ
〇診療放射線技師,日本放射線技術学会会員
〇診療放射線技師養成校の大学・短大・専門学校生,保健学部の大学院生,医療機器開発分野の初級技術者
目次
主要目次
第1章 診断領域の線量測定に必要な基礎知識
第2章 一般撮影領域の線量測定
第3章 X線TV装置の線量測定
第4章 歯科領域の線量測定
第5章 マンモグラフィ領域の線量測定
第6章 CT領域の標準線量測定
第7章 IVR撮影領域の線量測定
詳細目次
第1章 診断領域の線量測定に必要な基礎知識
1.1 放射線場に関する単位および放射線計測に関する量
1.2 光子と物質との相互作用
1.3 各種線量計の原理・構造
第2章 一般撮影領域の線量測定
2.1 一般撮影領域の線量測定の変遷
2.2 測定法の概念
2.3 使用機器
2.4 測定の準備(セットアップ、撮影条件)
2.5 測定法手順
2.6 実際の測定値の計算方法
2.7 測定値の評価方法(DRLとの比較、臨床応用など)
2.8 標準測定法の残された課題や測定方法を取り巻く環境
2.9 一般撮影における,標準測定法の残された課題や測定方法を取り巻く現状・動向
第3章 X線TV装置の線量測定
3.1 X線TV装置の線量測定の変遷
3.2 測定法の概念
3.3 使用機器
3.4 測定方法
3.5 実際の測定値の計算方法
3.6 標準測定法の課題と動向
第4章 歯科領域の線量測定
4.1 歯科領域の線量測定の変遷
4.2 測定法の概念
4.3 使用機器
4.4 測定の準備
4.5 測定法手順
4.6 実際の測定値の計算方法
4.7 測定値の評価方法
4.8 標準測定法の残された課題や測定方法を取り巻く現状・動向
第5章 マンモグラフィ領域の線量測定
5.1 マンモグラフィ領域の線量測定の変遷
5.2 測定法の概念(平均乳腺線量の定義)
5.3 使用機器
5.4 測定法手順
5.5 拡大撮影における測定法
5.6 ディジタル乳房トモシンセシス撮影における測定法
5.7 蛍光ガラス線量計を用いた測定法
5.8 標準測定法の残された課題や測定方法を取り巻く現状・動向
5.9 マンモグラフィにおける線量管理と診断参考レベルの現状・動向
第6章 CT領域の標準線量測定
6.1 CT領域の線量測定の変遷
6.2 測定法の概念
6.3 使用機器
6.4 測定の手順
6.5 測定値の評価方法
6.6 標準測定法の残された課題や測定方法を取り巻く現状・動向
第7章 IVR撮影領域の線量測定
7.1 血管撮影(IVR)領域の線量測定の変遷
7.2 測定法の概念
7.3 使用機器
7.4 測定の準備(セットアップ、撮影条件)
7.5 測定法手順
7.6 実際の測定値の計算方法
7.7 測定値の評価方法(DRLとの比較、臨床応用など)
7.8 標準測定法の残された課題や測定方法を取り巻く現状・動向
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