内容紹介
図解で免疫のしくみを「イメージ」できる!
医学生たちから「難しい」と言われることが多い「免疫学」の参考書です。確かに、登場する細胞や分子の数は多く、それらの細胞が体の中を動きながら、様々な場所でそこに存在する細胞達と相互作用をして役割を発揮していくために、免疫は複雑でわかりにくいと感じます。しかし、まずは大体の流れをイメージで捉えて全体像を理解してから、興味があるところを詳しく知ると、ダイナミックで面白いと感じられる領域です。
本書は、免疫学の基本的な知識を図解形式で説明し、短時間で免疫の概要をイメージで捉えられるようにすることを目指しました。医学生だけでなく、看護師、薬剤師などの医療従事者やその志望学生の方、さらには免疫学を学生時代に勉強したがすっかり忘れてしまったというベテラン医師、研修医の方にもおすすめの一冊です。
このような方におすすめ
医学・薬学・看護系の学生、研修医、ベテラン医師、免疫学に興味がある人
目次
主要目次
はじめに
目次
本書の使い方
-基礎編-
1章 免疫とは何か
2章 免疫のフロントライン、自然免疫
3章 2度なし現象を担う獲得免疫
4章 T細胞への抗原提示と活性化調節
5章 細胞免疫を担うT細胞
6章 液性免疫を担うT細胞
7章 自分を攻撃しない仕組み、免疫寛容
-実践編-
8章 病原微生物から体を守る感染免疫
9章 免疫の過剰反応
10章 がんと免疫
11章 移植と免疫
12章 多岐にわたる免疫の役割
索引
詳細目次
はじめに
目次
本書の使い方
-基礎編-
1章 免疫とは何か
1.1 免疫と病原微生物
1.2 免疫反応と体の異常
1.3 免疫系で働く細胞
1.4 細胞間の情報伝達分子を担うサイトカイン
解説1 免疫学のはじまり
2章 免疫のフロントライン、自然免疫
2.1 病原微生物の侵入を防ぐバリア
2.2 炎症は免疫細胞の反応
2.3 炎症を引きおこす重要因子、補体
2.4 自然免疫の細胞はパターン認識受容体で病原微生物を感知する
2.5 自然免疫で中心となる食細胞
2.6 顆粒を放出して攻撃する細胞
解説2 マクロファージの種類
3章 2度なし現象を担う獲得免疫
3.1 獲得免疫反応がおこるリンパ器官
3.2 自然免疫から獲得免疫に情報を伝える樹状細胞
3.3 獲得免疫は多様な微生物を識別する
3.4 免疫獲得の流れ
解説3 自然免疫と獲得免疫の違いのまとめ
4章 T細胞への抗原提示と活性化調節
4.1 T細胞は他の細胞の助けをかりて抗原を認識する
4.2 抗原提示の違いがT細胞の反応を決める
4.3 MHCクラスⅡを発現するプロフェッショナル抗原提示細胞
4.4 T細胞を活性化する複数のシグナル
解説4 MHCの多重性と多型性
5章 細胞免疫を担うT細胞
5.1 標的細胞を殺傷するCD8⁺T細胞
5.2 サイトカインを放出して他の細胞を助けるCD4⁺T細胞
5.3 Th1/Th2/Th17細胞の働き
5.4 免疫反応を制御するTreg細胞
5.5 メモリーT細胞の活性化と循環
解説5 自然免疫と獲得免疫をつリンパ球
6章 液性免疫を担うB細胞
6.1 抗体の構造
6.2 抗体はクラススイッチによりさまざまな機能を発揮できる
6.3 抗体の機能
6.4 抗体の産生
解説 いろいろな生物の抗体
7章 自分を攻撃しない仕組み、免疫寛容
7.1 T細胞は胸腺で教育される(中枢性免疫寛容)
7.2 胸腺から出たT細胞を抑える仕組み(末梢性免疫寛容)
7.3 B細胞は骨髄で教育される(中枢性免疫寛容)
7.4 骨髄から出たB細胞を抑える仕組み(末梢性免疫寛容)
解説7 免疫特権部位
-実践編-
8章 病原微生物から体を守る感染免疫
8.1 ウイルスとの戦い
8.2 細胞外増殖性の細菌・真菌との戦い
8.3 細胞内寄生性の細菌・真菌との戦い
8.4 寄生虫との戦い
解説8 病原微生物が免疫から逃れる方法
9章 免疫の過剰反応
9.1 本来は無害な物質に対する過敏反応(アレルギー)
9.2 自己成分に対する獲得免疫の過敏反応(自己免疫)
9.3 自己成分に対する獲得免疫の過敏反応(自己抗体媒介型)
9.4 自己成分に対する獲得免疫の過敏反応(免疫複合体媒介型)
9.5 自己成分に対する獲得免疫の過敏反応(T細胞媒介型)
9.6 自然免疫の過敏反応(自己炎症)
9.7 免疫の過敏反応を抑制する戦略
解説9 免疫の性差
10章 がんと免疫
10.1 がん細胞に対する免疫応答
10.2 がん細胞が免疫から逃避する方法
10.3 がんの抗体療法
10.4 がんの細胞療法(CAR-T細胞療法)
解説10 免疫のバランス
11章 移植と免疫
11.1 移植と免疫
11.2 拒絶反応
11.3 移植片対宿主病
解説11 輸血とABO血液型
12章 多岐にわたる免疫の役割
12.1 胎児の免疫特権
12.2 胎児・新生児の受動免疫
12.3 腸管の自然免疫
12.4 腸管の獲得免疫
12.5 腸内細菌と免疫
12.6 ワクチンと免疫
解説12 いろいろな食物アレルギー
索引
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