内容紹介
動画生成AIを活用して、短期間・低コストでDIY感覚で映画をつくれる本!
これまで映像制作、特に映画制作には制作にかかる費用・時間や特殊なノウハウなどハードルが高く、素人には縁遠いものでしたが、生成AIをうまく活用することでこれらの敷居が下がり、映画・映像制作の門戸が開かれる時期が近づいてきています。また、元々映画・映像業界に携わるクリエイターも制作上、部分的に生成AIを援用する動きが始まってます。
本書は、通常の映画制作から見ればはるかに短期間、低コストでの実現が可能となる、生成AIによる映画・映像制作の技術をわかりやすく解説する入門書です。
このような方におすすめ
〇映画,映像制作に関心のある一般の方,映像系のクリエイター
〇動画生成AIに関心のある一般の方
目次
主要目次
Part1 AIを活用した映画制作の全体像をつかもう
01■動画生成AI・AI映画とは?
02■AI映画――新しい映画制作の潮流
03■ 従来の映画制作とAI映画制作の違い――何が変わり、何が変わらないか
04■まずは実践! 15秒の超短編を90分で「とりあえず完成」させてみよう
Part2 脚本の作り方――AIが最も代替できない「聖域」
01■なぜ「脚本」を人間が書くべきなのか
02■脚本の基礎 AI映画にも欠かせない「ログライン」「ターゲット」「テーマ」
03■プロットを作る――物語の設計図を描く
04■脚本を書く――AI映画時代の新しい脚本の形式
05■脚本の推敲――作品を磨き上げる最も重要なプロセス
Part3 映像を作る――動画生成AIで脚本を映像化する
01■AI映像制作の前に知っておくべきこと
02■動画を生成する前の準備
03■Image to Videoの実践
Part4 AI映画のポストプロダクション
01■編集――素材を物語にする
02■音楽・セリフ・効果音――無音の映像に命を吹き込む
03■編集の最終段階――映画を届ける準備
Part5 公開とその先へ
01■あなたの映画を世界へ届ける方法
02■映画祭に応募する方法
03■知っておくべき著作権のこと
04■次回作へ
詳細目次
はじめに
~AIを活用してDIY感覚で映画を作れる!?~
Part1 AIを活用した映画制作の全体像をつかもう
01■動画生成AI・AI映画とは?
動画生成AIって難しそう?/動画生成AIの仕組み――技術的な背景/プロの現場でも使われ始めている動画生成AI
02■AI映画――新しい映画制作の潮流
世界中で加速するAI映画の最前線/「AI映画」という呼称について
03■ 従来の映画制作とAI映画制作の違い――何が変わり、何が変わらないか
映画制作の工程/企画――物語の種を見つける段階/脚本/撮影の準備──キャスティングとロケハン/撮影から生成へ/ポストプロダクション/AIと人間 の役割分担――AIでは代替できない六つのこと/まとめ――何が変わり、何が変わらないのか
04■まずは実践! 15秒の超短編を90分で「とりあえず完成」させてみよう
まずは「作ってみる」ことからすべてが始まる/ステップ① アイデアを決める(10分間)/ステップ② 画像を生成する(15分間)/ステップ③ 動画に命を吹き込む (20分間)/ステップ④ 音を付ける(25分間)/ステップ⑤ 編集する(15分間)/ステップ⑥ 書き出しと完成(5分間)/最初のAI映画を完成したあなたへ
Part2 脚本の作り方――AIが最も代替できない「聖域」
01■なぜ「脚本」を人間が書くべきなのか
企画――すべてはここから始まる/AI映画でも脚本が一番大切な理由/技術は必ず「当たり前のもの」になる/最後にものをいうのは「物語」/AIには優れた 脚本が描けない/脚本工程にAIを全く活用できないわけではない/共同脚本家を見つけよう/共同脚本には、大きなメリットがある/AI映画は「脚本」で差別 化しよう
02■脚本の基礎 AI映画にも欠かせない「ログライン」「ターゲット」「テーマ」
最初に作るべきは「ログライン」/テーマを決める/テーマは映画の土台――ブレてはいけない
03■プロットを作る――物語の設計図を描く
なぜプロットを書くべきなのか/プロットとストーリーは違う/歴史をストーリーとプロットで比較する/ログライン、ターゲット、テーマを忘れない/優れたプロットの実 例/プロットを作る上での四つの視点/プロット作りの実践的アプローチ/AI映画だからこそ「人間を描く」ことが重要/プロットがテーマを伝える
04■脚本を書く――AI映画時代の新しい脚本の形式
いよいよ脚本執筆へ/AI映画の脚本と一般的な映画の脚本の違い/「行間」に頼らない脚本を書く/登場人物の容姿は細かく描く/AI映画の脚本は表現 の幅が広い/AIが生成に「苦手」なものを把握する/技術の進歩を見据えて/脚本は「完成形」ではなく「出発点」である
05■脚本の推敲――作品を磨き上げる最も重要なプロセス
脚本は書き直せば書き直すほどよくなる/他人の手を借りる――客観的な視点の重要性/AIにフィードバックを求めても意味はない/常に原点に立ち返る― ―ログライン、ターゲット、テーマ/推敲は「削る」作業/推敲の終わり――いつ「完成」とするか/脚本が完成したら、いよいよ映像制作へ
Part3 映像を作る――動画生成AIで脚本を映像化する
01■AI映像制作の前に知っておくべきこと
あなたのパソコンが「撮影現場」になる/脚本をAIに読み込ませたら映画ができる?/映像制作の全体像――ワークフローを理解する/AI映画制作の核心― ―大量生成と選択/最初に音声形式を決める/本書が推奨するアプローチ
02■動画を生成する前の準備
Image to Videoのアプローチ/キャラクターのビジュアルを作る/キャラクター生成のプロンプト/すべての人物にビジュアルは必要ない
03■Image to Videoの実践
シーンの「決定的な一枚」を作る/いよいよ画像から動画へ/生成された動画の確認と再生成/会話シーンを生成する/5カット構成の実践例/完璧な映像 でなくても、使える場合がある
Part4 AI映画のポストプロダクション
01■編集――素材を物語にする
編集作業は生成と同時に進めてもいい/編集は「映画の第二の脚本」/AI映画の完成度を高めるのは「編集技術」/AI動画の「粗」を編集で隠すテクニック /カラーグレーディング――色で感情を作る/映画編集はAIで代替できない
02■音楽・セリフ・効果音――無音の映像に命を吹き込む
音がなければ映画ではない/サイレント映画からトーキーへ 映画史が証明する音の力/AI映画における音の役割 映像の「粗」を音がカバーする/音響の3 要素 音楽・セリフ・効果音/AIで音声を作るべきか?――私の選択と、その理由/音楽生成AIの限界――「劇伴」は作れない/音声生成AIの限界――「 文脈を読む演技」は難しい/音楽(BGM)――感情を設計する/効果音(SE)――世界にリアリティを与える/効果音がもつ感情誘導の力/効果音の三つの カテゴリー/効果音の入手方法/効果音の配置――音のレイヤーという考え方/キャラクターに声を与える/演技指導(ディレクション)の重要性/リモート収 録という選択肢/セリフと映像の同期/ミキシング――すべての音をまとめる/パンニング――音の左右配置/異なる環境でチェックしよう
03■編集の最終段階――映画を届ける準備
エンドクレジット/書き出し設定の基本/追加生成――AI映画だからできる「やり直し」の力/「完璧主義」から「反復主義」へ/「不完全」でも観客の心は動く /完成!――あなたはもう「初心者」ではない
Part5 公開とその先へ
01■あなたの映画を世界へ届ける方法
映画は観られてはじめて完成する/「映画をどこで公開するか」は重要
02■映画祭に応募する方法
AI映画はどの映画祭を狙うべきか/落選しても腐らない――映画祭は「数」の勝負/映画祭の応募の仕方/応募の際に必要な素材と準備/応募規約の 落とし穴――プレミア条件に注意
03■知っておくべき著作権のこと
AI生成物に著作権はあるのか? 2025年時点の法的解釈/権利侵害を避けるための防衛線/AI使用の開示――誠実さが信頼を生む
04■次回作へ
一本目は「到達点」ではなく「スタートライン」/二本目で「作家性」が見えてくる/巨匠も最初は「アマチュア」だった/創造性は「才能」ではなく「習慣」である/ 二作目に取りかかる
あとがき
続きを見る