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シリーズ 移動知 第3巻 環境適応 ─内部表現と予測のメカニズム─

シリーズ 移動知 第3巻 環境適応 ─内部表現と予測のメカニズム─

  • 著者伊藤 宏司 編著近藤 敏之 編著
  • 定価5,280円 (本体4,800円+税)
  • 判型A5
  • 276頁
  • ISBN978-4-274-50278-1
  • 発売日2010/03/10
  • 発行元オーム社

生物は感覚情報をいかに統合し運動と連関させているのか,脳-身体-環境の動的関係から読み解く。

ヒトや動物,ロボットなどの適応的な運動機能の形成には,「身体」を介して,環境・他者・社会との多様な相互作用を生み出す「移動」という行為が重要です。
本シリーズは,「移動知」という新たな視点から適応的運動機能の発現メカニズムと,その背後にある共通原理を記述した4巻より構成される専門書で,かつ大学院生向けテキストです。
本巻(第3巻)では,生物の環境適応に重要となる脳-身体-環境の動的関係について指摘し,それらを調節するために脳内部で起こっている「みなし情報」の生成,予測機能の発現について考察します。また,多様な感覚器官をもつ生物が,感覚情報をいかに統合し運動と連関させているかについて検討します。
第1章 「みなし情報」生成による環境適応
1.1  生命現象と因果律
1.2  予測限界,観測限界による不良設定問題
1.3  自律的適応と知の創発
1.4  情報処理における空間と時間
1.5  記憶の情報表現
1.6  「みなし情報」による随意運動制御
1.7  参考文献
第2章 環境適応の制御機構
2.1  脳─身体─環境
2.2  予測適応
2.3  適応動作の制御モデル
2.4  参考文献
第3章 感覚・運動連関の予期適応
3.1  運動学習と予期適応
3.2  相反する視覚運動変換の同時学習
3.3  観察と動機づけによる運動学習の促進
3.4  参考文献
第4章 感覚統合と運動予測
4.1  多種感覚情報の統合
4.2  環境の予測と運動計画
4.3  ボールキャッチングと運動生起
4.4  運動の予測から制御行動へ
4.5  参考文献
第5章 脳内の身体
5.1  運動と認知を結ぶ身体
5.2  身体感覚の神経心理
5.3  誰の手?─身体保持感
5.4  誰が動かす手?─運動主体感
5.5  自己と他者の共存
5.6  参考文献
第6章 利益からの逃走─不確実な世界で生き延びるために
6.1  最適採餌理論とその展開
6.2  餌選択と利潤率の予期推定
6.3  収益逓減と時間知覚
6.4  リスクと衝動性
6.5  価値の多元的内部表現と意思決定
6.6  参考文献
第7章 目標指向行動と機能的階層性
7.1  力学系に基づく行動生成モデル
7.2  目標指向行動モデル- 模倣動作を例として
7.3  ロボットによる模倣行動実験
7.4  汎化と多様性
7.5  参考文献
索引