内容紹介
超合理的な、LinuxサーバとWindowsクライアントの組み合わせ!
本書は、ともすればファイル共有だけとなってしまう部門サーバーに対して、データベースエンジンによるデータ共有を実践する書籍である。Sambaによるファイル共有と、MySQLによるデータベース共有を構築する。ExcelからサーバーのMySQLにアクセスするという非常にわかりやすい例題は、多くのユーザーの声から生まれたものである。
このような方におすすめ
・部門サーバを持つユーザー
・小規模なサーバー構築者
目次
主要目次
第1章 システム概要(WindowsとLinuxの共存)
第2章 Vine Linuxのセットアップ
第3章 ネットワーク環境の自動構築 ―DHCPサーバのセットアップ―
第4章 ファイル共有の設定と利用 ―Sambaのセットアップ―
第5章 データベースの設定と利用 ―MySQLのセットアップ―
第6章 Windowsからのデータベース利用
第7章 データベースアプリケーションの構築例 ―会議室予約システム―
詳細目次
はじめに
本書について
第1章 システム概要(WindowsとLinuxの共存)
1-1 パソコン利用形態の変化
1-1-1 パソコン利用の変化
1-1-2 ネットワークの有効活用のために
1-2 ネットワーク管理の簡単化
1-3 本書で解説するシステムの概要とソフトウェアの選択
1-3-1 各種サーバをインストールするためのサーバソフトウェア(Vine Linux)
1-3-2 クライアントソフトウェア(Microsoft Windows XP)
1-3-3 端末化ソフトウェア(TeraTermPro.)
1-3-4 ネットワークの設定を自動的に配布するためのソフトウェア(DHCP)
1-3-5 ファイル共有を実現するためのソフトウェア(Samba)
1-3-6 データを共有するためのデータベースソフトウェア(MySQL)
1-3-7 データベースを操作するためのソフトウェア(Microsoft Excel)
1-4 本書で使用する環境のまとめ
第2章 Vine Linuxのセットアップ
2-1 ネットワーク構成
2-2 インストールの準備
2-3 Vine Linuxのインストール
2-4 Vine Linuxの起動
2-5 Vine Linuxの停止
2-6 Vine Linuxの各種設定に必要なツールの紹介
2-7 Windows XPからLinuxの利用
2-7-1 WindowsからLinuxを利用するための準備
2-7-2 Windowsに標準で用意されている「telnet」を利用
2-7-3 TeraTermProの利用
2-7-4 Linux利用時の注意
2-8 Linuxの主なコマンド
2-8-1 パッケージ管理コマンド― rpm、APT ―
2-8-2 エディタ - vi -
2-8-3 サーバアプリケーションの起動、停止、再起動
2-8-4 自動起動設定・確認コマンド - chkconfig -
2-8-5 CD-ROMを使えるようにするコマンド ― mount ―
2-8-6 コマンドの使い方を調べるコマンド ― man、jman ―
2-8-7 ユーザの追加・削除コマンド ― useradd、usrdel ―
2-8-8 その他主なLinuxコマンド
2-8-9 グラフィカルモードでの起動時の画面の例
第3章 ネットワーク環境の自動構築 ―DHCPサーバのセットアップ―
3-1 DHCPサーバで割り当てる主な情報と本書で使用するネットワーク構成
3-1-1 DHCPサーバで割り当てる主な情報
3-1-2 ネットワーク構成
3-2 DHCPサーバのセットアップ
3-2-1 DHCPサーバアプリケーションのインストール
3-2-3 DHCPサーバの起動テスト
3-2-4 自動起動設定
3-3 Windowsの設定
3-3-1 WindowsXPにおける自動取得の設定
3-3-2 IPアドレス自動取得の確認(WindowsXP)
3-3-3 IPアドレスリース状況の確認
3-3-4 代替IPアドレスの設定
3-4 DHCPサーバの拡張例
第4章 ファイル共有の設定と利用 ―Sambaのセットアップ―
4-1 Sambaの主な機能
4-2 Sambaのインストール手順(登録ユーザ専用の共有の作成)
4-2-1 パッケージのインストール
4-2-2 設定ファイルの編集
4-2-3 Windowsから利用するときのパスワードの登録
4-2-4 アプリケーションの起動と確認
4-2-5 アプリケーションの自動起動の設定
4-3 Windowsからの利用
4-4 すべてのユーザに利用可能な共有の作成とWindowsからの利用
4-4-1 設定ファイルの編集
4-4-2 共有ディレクトリを用意する
4-4-3 アプリケーションの再起動と接続テスト
4-5 Windowsのhostsテーブルについて
4-6 SambaのWebベースの設定ツールについて
第5章 データベースの設定と利用 ―MySQLのセットアップ―
5-1 データベースとは
5-1-1 データベースとは
5-1-2 テーブルとは
5-1-3 フィールド、レコード、レコードセット
5-1-4 リレーションシップ
5-1-5 SQLとは
5-2 MySQLのセットアップ
5-2-1 パッケージのインストール
5-2-2 設定ファイルの編集
5-2-5 接続の確認とセキュリティの設定
5-3 mysqlコマンドによるデータベース、テーブルの情報表示
5-4 MySQLのユーザ管理(ユーザ管理用SQL文)
5-4-1 ユーザの作成と権限の付与(GRANT文)
5-4-2 ユーザ権限の確認(SHOW GRANT文)
5-4-3 パスワードの設定(SET PASSWORD文)
5-4-4 ユーザの権限の変更または削除(REVOKE文、DELETE文)
5-5 データベースの構築およびデータ操作用SQL文
5-5-1 データベースを作成・削除するSQL文(CREATE、DROP)
5-5-2 テーブルを作成・削除するSQL文(CREATE、DROP)
5-5-3 レコードを挿入するSQL文(INSERT)
5-5-4 レコードを更新するSQL文(UPDATE)
5-5-5 レコードを削除するSQL文(DELETE)
5-5-6 データを検索するSQL文(SELECT)
5-5-7 カレントデータベースの変更(USE文)
5-6 データベースの作成(郵便番号データベースの構築)
5-6-1 郵便番号データの入手
5-6-2 郵便番号データベースの設計
5-6-3 データベース操作用ユーザとデータベースの作成
5-6-4 郵便番号データベースのテーブル作成
5-6-5 郵便番号データの登録
5-7 データベースのデータを操作するSQL文
5-8 MySQLを操作するGUIツール
第6章 Windowsからのデータベース利用
6-1 Windowsからデータベースを利用するには
6-2 ExcelのVBAとは
6-3 Excel VBAを使ったカレンダーの作成
6-4 ODBCとは
6-5 MySQL-ODBCのインストール
6-6 MySQL-ODBCデータソースの登録
6-7 Excelによる郵便番号検索システム(郵便番号検索マクロ)の作成
6-8 AccessのデータをMySQLへ
6-8-1 データベースのエクスポート-手順1-
6-8-2 データベースのエクスポート-手順2-
6-9 Excelマクロ作成時の参考
6-9-1 Excelマクロを記述した環境と実行環境の違いによるエラーの発生
6-9-2 ツールボックスの一覧
6-9-3 イベントの一覧
第7章 データベースアプリケーションの構築例 ―会議室予約システム―
7-1 会議室予約システムとは
7-2 会議室予約システム概要
7-3 システムの使用例
7-4 データベースの設計と構築
7-5 MySQL-ODBCの登録
7-6 Excelアプリケーションの構築
7-6-1 各フォーム・シートのユーザインタフェースの作成
7-6-2 各フォーム・シートのマクロの記述
7-7 会議室予約システムサンプルコード実行までの確認事項の整理
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