絶縁監視装置とは, 変圧器のＢ種接地線に取り付けたZCTで低圧電路の漏電を常時監視し, 漏電が設定値を超えた際に警報を通報する装置である.  絶縁監視装置を設置することで高い安全性を確保できるほか, 主任技術者による月次点検を毎月１回から隔月１回にできることも大きなメリットである.  LS-5SシリーズはNTTドコモ4G LTE モジュールを搭載した絶縁監視装置で, 警報をメールで通報することができる.  「漏電」「停電」「温度」「接点」「電池 交換」「定期通報」「テスト通報」など豊富な通 報機能を備えており, 漏電４回路, 温度／接点４回路の計８回路の常時監視が可能である.

■ LS-5S シリーズ共通の特徴
•サーバ使用料を大幅に削減
マルチ計測器がサーバを用意することでサーバ使用料の大幅削減を実現.
•通報メールが無料
サーバ使用料にメール料金も含まれており, どんなに使用しても追加料金は発生しない.
•遠隔での設定が可能
パソコン・スマートフォンで設定変更ができるため設置場所に行く必要がない.
•現在値の確認が可能各項目の現在値を「いつ」「どこにいても」確認できる機能を追加.
•「MULTI　Measure & Trace」で簡単設定 設定用ソフトウェアが不要, 設定サイト 「MULTI　Measure & Trace」で簡単に設定できる.
通報時の測定値をサーバに保存し通報履歴を 確認できるほか, トレンドグラフの表示やCSV 出力も可能.
■ LS-5SIRV の特徴 　
　マルチ計測器独自のIor 測定方法で, 監視装置の電源から測定回路の電圧位相を取得することができる.  従来の Ior 方式の絶縁監視装置では電圧位相を取り込むためのケーブルやユニットが別途必要であったが, LS-5SIRVは手間をかけずに設置することができる.