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TEVセンサを用いたスイッチギヤ絶縁診断サービス

TEVセンサを用いたスイッチギヤ絶縁診断サービス

絶縁抵抗測定装置

東芝インフラシステムズ(株)

(一社)日本電設工業協会会長賞

 TEVセンサを用いた絶縁診断サービスは、スイッチギヤの経年劣化で絶縁物表面などに発生する部分放電や絶縁物内部の劣化などで発生する部分放電を検出することにより、絶縁破壊の予兆を診断するサービスである。また、従来の絶縁診断に比べて、スイッチギヤの扉を開けずに診断が可能であり、診断対象となるスイッチギヤの絶縁方式が気中絶縁に加えて、固体絶縁やガス絶縁の診断も可能とした新しいスイッチギヤ絶縁診断サービスである。
 本絶縁診断のシステム概要を図1に示す。
 部分放電の検出には、過渡接地電圧法(以下、TEV法という)を採用したTEVセンサを開発した。TEVセンサをスイッチギヤの盤面に取付けて、部分放電が発生したときに生じる電磁波に起因する盤面の電位変動と、部分放電の発生箇所から接地極に向かって流れる電流に起因する盤面の電位変動の信号を検出する。そして、弊社独自の診断アルゴリズムにより、検出した電位変動の信号の中から部分放電の信号だけを抽出し、3種類の放電(内部放電、沿面放電、コロナ放電)のいずれかを特定することによって、スイッチギヤ内部のどこで部分放電が発生しているかを推定する。
 本サービスの特長は次のとおりである。
① 盤の扉を開けずに安全に診断が可能
 TEVセンサはスイッチギヤ盤面にマグネットで取付けるため、盤の扉を開けることなく、安全に診断することを可能とした。

図1 絶縁診断システムの概要

② 複数の絶縁方式の診断が可能
 気中絶縁スイッチギヤに加えて、従来の絶縁診断ではできなかった固体絶縁スイッチギヤやガス絶縁スイッチギヤの絶縁診断を可能とした。(図2)
③ 部分放電発生部位の推定が可能
 検出した部分放電の信号から、3種類の放電(内部放電、沿面放電、コロナ放電)のいずれかを特定することにより、スイッチギヤ内部での部分放電の発生部位の推定を可能とした。
 TEVセンサを用いた絶縁診断サービスにより、スイッチギヤの絶縁診断が安全でかつ容易になり、絶縁不良による事故を未然に防ぐための更新計画を支援するとともに、受配電設備の健全な運用に貢献する。

図2 TEV法による絶縁診断の対象範囲

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