■低圧絶縁監視システム
SANFEMS neo H-NET(エイチネット)
漏電リレー、漏電遮断器の動作レベルに達しない微小な漏洩電流を検出することが可能。漏洩電流を常時監視することにより絶縁劣化の兆候を把握、予防保全により事故を末然に防ぎ設備の安定稼働を実現する。また、絶縁抵抗測定試験の代用とし、通常年1回の実施が必要な絶縁抵抗測定試験の実施周期を延長した実績があり、保守業務の省力化に貢献する技術となっている。検出方式は真に危険な「抵抗分」の漏洩電流のみを検出するIor 方式(基本波有効分方式)を採用し、安定的な動作を実現している。
■システムとの接続で多彩な機能が使用可能
弊社上位ソフト(DE-SWX)に接続することで遠隔監視の機能性が向上。自由にデータの並び替えができる帳票機能、グラフ作成による比較データの見える化、警報時のメール発報、データの自動保存などさまざまな機能が使用できる。また事故発生時には過去データから原因解明の分析にも使用できる。
さらにデータをパソコンで一括管理することで保安業務の効率化にもつながる。
■システム連携性
業界で多く使用されているModbus/RTU通信を搭載し計測値の出力、警報状態の取得が可能。また、本体には回路ごとに2種類の警報(注意、警戒)接点を搭載し、警報信号でも警報状態の取得が可能。
他社上位システムとの組み合わせが容易でありメーカーに縛られないシステム構築が可能である。
■豊富なラインアップ+オプション
本製品は監視ポイントに合わせ選定しやすいようさまざまな回路数(1/2/6/10 回路)のラインアップがあり、さらに保護継電器として使用可能な漏電リレー機能付きも準備。ZCT とMCCB が1つになったZCT 内蔵ヒューズフリー遮断器と組み合わせることで、配電盤内の省スペース設計も可能となっている。
その他にオプションで4000mA※ の漏洩電流計測に対応可能。
※4000mA 品の漏電リレー機能付きは対応不可
