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絶縁診断装置
ポータブル型絶縁劣化診断器 PD SCAN
<解説> 高圧および特別高圧の受変電設備機器の突発的なトラブルは、修理費用が高額になるだけでなく、事業所全体の運営に大きな影響を及ぼす可能性がある。そのため、電力設備機器の絶縁劣化の兆候を可能な限り早期に検出し、適切な対策を講じることが重要である。PD SCANは、電力設備機器を停電させることなく、活線状態で絶縁劣化の兆候をすばやく捉えるための診断器である。 <特長とセンサーの用途> PD SCAN は、TEV(過渡接地電圧)センサーや超音波センサーを内蔵した、小型で軽量な携帯型部分放電検出器である。内蔵されたTEV センサーにより、閉塞配電盤の扉を開けることなく、絶縁劣化の初期兆候である「部分放電」をすばやく検出できる。また、2つのTEV センサーを使用することで配電盤2面の比較測定が可能となる。さらに、オプションのHFCT(高周波変流器)センサーを使用したケーブルの絶縁診断や、パラボラレシーバー(超音波センサー)を使用した遠隔からの部分放電検出も可能となる。 <操作> 操作はボタンとタッチパネルで簡単に行える。さらに、オプションのセンサーは本体に接続するだけで自動認識されるため、複雑な設定は不要である。 <診断結果> 診断結果は、部分放電のレベルの大きさとパルスの数を基に自動的に診断し、3種類のアイコン(正常、注意、危険)で表示する(図1:診断結果の例)。また、部分放電の種類(コロナ、沿面、内部)の特定とノイズの分別も可能である(図2:位相分解部分放電)。 <管理と試験報告書> PD SCANはカメラとQR コードスキャナーを内蔵しており、付属のレポート作成ソフトウェア「MeggerBookRE」を使用することで詳細な報告書を作成できる。さらに、QR コードを活用した設備管理により、前回の測定結果との比較が容易に行える(図3:写真撮影、図4:QR コードスキャナー)。
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