保護リレー試験器は、保護リレーの開発や生産で使用されるとともに、発電所や変電所及び需要家の受電設備など、実際に設置されている現場での検査にも多く使用されている。
　本製品は特別高圧の受電設備、高圧キュービクルおよびコージェネレーション施設など、需要家設備保守に必要な全てのリレー試験を、一台で対応可能。大幅な小型・軽量化により、現場における持ち運びや設置、操作などの作業効率を高めている。
　また、太陽光をはじめとする新エネルギー分野の保守作業に必要な機能や、操作性にも配慮している。

■様々な保護リレーに対応
　過電流継電器や地絡継電器をはじめ様々な保護リレーに対応。さらにモータ・ポンプ向けに用いられる3E リレーにも。

■遮断器連動試験が可能
　高圧キュービクル保守における過電流継電器と遮断器の連動動作試験に対応。

■使用現場に即した筐体設計
　落下や転倒に備えたガードを装備。結線・操作・表示を縦置きの上面に集約し、ユーザーの負担を軽減。野外使用に考慮してキートップやスイッチ部は防水設計。

■小型化
　小型・軽量で持ち運びしやすく、屋外試験が多い配電設備にも活用できる。

■操作性を追求
　直射日光下でも視認できる高輝度液晶パネル搭載。設定入力補助機能により、試験設定の変更が容易。

■作業効率の向上
•ディジタル設定：振幅、周波数、位相はテンキーやモディファイノブを用いて設定。

•アンプ方式によるひずみの少ない安定した出力波形。再現性の高い試験が可能。
•本器単体で出力振幅・出力位相・出力周波数を急変又はスイープ（手動）することにより、保護リレーの動作時間（動特性）と動作値（静特性）を計測することが可能。
•カウンタ内蔵により、単体で動作時間（動特性）計測が可能。
•動作時間や動作値は自動記録され、いつでも呼び出し可能。
•パネル設定メモリで設定値の保存／読出が可能。試験の設定と結果をUSB メモリへ保存が可能。