1.開発背景
2024年4月より建設業での時間外労働上限規制が開始され、業務効率化による労働負荷の削減は喫緊かつ最重要の課題であり、そのために業界を挙げてさまざまな取り組みが行われている。
その取り組みの一環として、測定作業や入力作業負荷を大幅に削減し、同時に測定品質を向上することを目的とし、測定器の種類・メーカーを問わずフレキシブルに対応でき、各種の帳票や図面に、変換や登録作業を伴わずにダイレクトに測定値を入力できることをコンセプトとして開発された測定記録支援システムが『BLuE』である。
2.特長
①測定作業の効率化と品質向上
BluetoothLowEnergy(BLE)通信を用いた測定器からのデータ取得・自動入力により、現場測定作業の負担を軽減するとともに、記入漏れや書き間違いを防止し測定作業の品質が向上、またペーパーレス化も実現している。
②測定と同時に報告書が完成
BLuEが標準で連携するアプリケーション(Excel・AutoCAD・PDFEditor)を用い、図面や帳票に測定値を直接入力することで、清書や変換作業を必要とせずに測定と同時に報告書が完成する。記録に使用するファイルは既存図面や帳票をそのまま使用可能である。
③様々なアプリと連携
Excel・AutoCAD・PDFEditorとの連携のほか、ApplicationProgrammingInterface(API)の公開により、以下の図面管理アプリケーションとの測定データの受け渡しが可能である。
•ANDPAD(株式会社アンドパッド)
•eYACHO、GEMBANote(株式会社MetaMoJi)
•S+Report(スパイダープラス株式会社)
また、お客様の独自システムへの入力対応や、テキストファイルへの出力対応など、様々なニーズに対してカスタマイズ対応することも可能である。
3.用途
電気設備工事や空調衛生設備工事における竣工検査や日々の点検や調査、ビルメン業界や鉄道事業者における点検業務、さらには製造業における製品品質検査などに適用可能である。
2025年10月現在、約50機種の測定器に対応し、屋内線現場で使用する照度計、絶縁抵抗計、コンセントテスタ、電圧計、クランプメータを始め、空調衛生設備で使用する圧力計、温湿度計、風量計、騒音計、配管勾配計のほか、ノギスやマイクロメータなどの測距機器や、トルクレンチ、トルクドライバなどの工具にも対応し、幅広い種別機種の測定器に対応している。今後も対応測定器を拡張するとともに、図面管理アプリケーションとの連携拡大を進めて行く予定である。