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電設資材ガイドWEB版電気工事施行

【連載記事】電気通信工事の疑問はコニタンに聞いて!【第2回】






 
やあ、ボクはコニタン。ボクは、電気通信工事の黎明(れいめい)期から業務に携わってきた経験を買われて施工マニュアルの作成やメーカーと製品開発に取り組んだりしてきたんだ。そんな経緯もあって工事関係者からいろいろと相談を受けることが多いんだ。

最近では、電気通信工事の知識が電気工事でも必要になるケースもあるから大変だよね。
きっと、みんなも「電気通信工事は難しい」と思うことがあるんじゃないかな。そんなときは、ボクに聞いてみてよ。
みんなから質問が来るまでは、ボクがこれまでに質問が受けた「質問あるある」のなかから回答していこうかな。

                        全国情報配線施工技能士会 理事 小西 治彦(コニタン)





Q:融着接続機は、どこのメーカーがよいの? 国内、海外メーカー?
A:国内メーカーを採用したほうがいいね

光ファイバーは、わずか 0 . 1mm の細いガラス繊維なんだ。接続には融着接続機という専用機器が必要になるよ。これを最初に製品化したのは、確か国内メーカーだったと記憶しているなあ。当時の融着接続機は、高価で大きく、取り扱いも難しいので苦労したなあ。

今でこそ、誰にでも使えるようになったけど、当時は光ファイバーの接続には、技術、技能がいる特別な仕事だったんだ。ボクは「NTT 御三家」と言われているメーカーの技術講習会をすべて受講し資格を取得したんだ。たぶん、3社の修了者は、かなり珍しいんじゃないかと思うよ(エッヘン)。

安価な海外製品がリリースされるようになってからは、今回のテーマと同様の相談を受ける機会が多いんだ。先日、海外メーカーの融着機に触れる機会があったので、会社で使ってみたんだ。個人的な感想としては「現場で使うのは、少し怖い」といった評価かな。精度でいうと国内メーカーの10 年前レベルの印象だったね。

この差が生まれた理由には国内メーカーが光ケーブルも製造していることもあると思うんだ。
海外メーカーの多くは、融着接続機だけ製造しているからか各接続パラメーターに疑問があるんだ。
以前、海外メーカーの技術者と話す機会があったので気になっていることを確認したときに、光ケーブルの入手に苦労しているレベルだったなあ(すべてのメーカーが、この調子でないことを祈りたい…)。本当に何を基準に値を設定しているのかなぁと感じたよ。

融着機はリースも多いけど、ほとんど国内メーカーじゃないかな。それはトラブルもなく作業ができるから選ばれているんだと思うんだ。


どう?わかったかな。
みんなも、わからないことがあったらボクに聞いてみてよ。


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