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電設資材ガイドWEB版電気工事施行

【連載記事】電気通信工事の疑問はコニタンに聞いて!【第8回】






やあ、ボクはコニタン。ボクは、電気通信工事の黎明(れいめい)期から業務に携わってきた経験を買われて施工マニュアルの作成やメーカーと製品開発に取り組んだりしてきたんだ。そんな経緯もあって工事関係者からいろいろと相談を受けることが多いんだ。
最近では、電気通信工事の知識が電気工事でも必要になるケースもあるから大変だよね。
きっと、みんなも「電気通信工事は難しい」と思うことがあるんじゃないかな。そんなときは、ボクに聞いてみてよ。
みんなから質問が来るまでは、ボクがこれまでに質問が受けた「質問あるある」のなかから回答していこうかな。

                        全国情報配線施工技能士会 理事 小西 治彦(コニタン)




Q:LANケーブルの皮剥むき、何かいいものないかなぁ
A:あるよ!  


現場でケーブル皮剥き器を使っていて、最初はよく切れるのでケーブル外被だけに切れ目が入って中の芯線は傷が入らない。だけど、使っているうちに刃の劣化によりケーブル芯線の中まで刃が入ってしまったなんてことを経験したことがあるんじゃないかな。

よく皮剥きにカッターナイフを使っている人を見かけるけど、あれは駄目だよ。ケーブルの種類によって外被の肉厚が違うことを意識しないで作業すると知らずのうちにケーブル芯線に傷がついてしまうんだ。
以前、職人さんの「大丈夫」を信用したら、大変な目にあったことがあったんだ。施工直後に測定したときは、断線などの不良はなかったんだ。でも、しばらくすると客先からクレームが入ったんだ。ケーブルの端末処理を確認したところ、芯線に傷が入って
いたよ。「やっぱり出たね」と思った。すぐに施工した業者を呼んで全数チェック。次からこの業者を使うのをやめたよ。工事では、適正な工具を使用することを勧めるよ。

ボクが薦めたい皮剥き器は日本製線(株)の「ジャケッパ」。ケーブル外被が切れなくなったら、市販のカッター刃を取り替えれば、また使えるし、簡単に刃の調整もできる。UTP ケーブルや STP ケーブルも芯線を傷つけることなく作業が行えるんだ。ケーブル外被によって2種類あって使い分けもできるし良いケーブル皮剥き器だと思うよ。みんなも、一度は使ってみてよ。
 
どう?わかったかな。
みんなも、わからないことがあったらボクに聞いてみてよ。


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