内容紹介
「乱れ」は発展の序曲
ある状態から別の、新しい状態に移行するとき、「乱れ」はつねにその先駆けとなる。氷が溶けて水になるとき、氷を構成する水分子の運動は急に乱れる。また、流れの速さが増すと、秩序だった流れに小さな乱れが発生し、まったく異なった活発な流れが生まれる。
本書では「乱れ」という現象に、原子のようにミクロなもの、風のようにマクロなもの、また、ひとの「心の乱れ」など、「乱れる」ことにあらゆる角度から迫る。
テクノライフ選書とは、科学・技術の魅力・おもしろさをわかりやすく、より楽しくときあかすシリーズである。
このような方におすすめ
高校生・大学生
一般社会人
他分野の研究者・技術者
目次
主要目次
1章 ミクロの流れ
2章 乱れの発達
3章 乱れとエントロピー
4章 乱れた系
5章 流れの乱れ
6章 乱れの進化
7章 心象風景にみる乱流