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SASによる金融工学

SASによる金融工学

  • 著者時永 祥三譚 康融
  • 定価3,520円 (本体3,200円+税)
  • 判型B5変
  • 400頁
  • ISBN978-4-274-06495-1
  • 発売日2002/11/27
  • 発行元オーム社

SASを使って複雑な金融工学に実践的にアプローチ

金融工学は大学経済学部の科目の一つで、最近では理系の経営工学や計数工学科の科目ともなっている。SASインスティチュートジャパンが販売している統計解析ソフトであり、全国の大学の研究室でも積極的に導入されている。本書はこのSASを使用して、金融工学における複雑な計算をわかりやすく解説する。最近、最も注目されるデリバティブ、ブラックショールズ方程式なども盛り込まれている。
第1部 SASを用いた金融工学
第1章 SASと金融工学
1.1 金融工学の時代
1.1.1 金融業における再編
1.1.2 水平的な企業統合
1.1.3 金融工学の必要性
1.2 投資理論の構成要素
1.2.1 資本市場の発展と投資理論
1.2.2 ブラック・ショールズ・モデルの意味
1.3 デリバティブへのオプション理論の応用
1.3.1 デリバティブの運用
1.3.2 デリバティブ理論の拡張
1.4 SASを用いた金融工学
1.4.1 SASで実践できる解析
1.4.2 本書で用いるプロシージャ
1.4.3 本書の利用法
第2章 SASデータ処理の基本
2.1 SASによる経済モデル分析
2.1.1 SASシステムの概要
2.1.2 PC-SASにおけるプログラミング
2.2 オブザーベーションの入力と操作
2.2.1 オブザベーションとフォーマット
2.2.2 データの加工
2.2.3 データの削除と出力など
2.2.4 グラフの表示
2.2.5 3次元グラフ
2.2.6 散布図や時系列の表示
2.2.7 各種グラフの出力例
2.3 初等的な統計量
2.3.1 要約統計量の計算-means-
2.3.2 分布形の計算-univariate-
2.3.3 度数表作成-freq-
2.3.4 分類表作成-tabulate-
2.4 統計的検定
2.4.1 統計的検定の考え方
2.4.2 平均値の差の検定-ttest-
2.4.3 カイ2乗検定-freq-
2.5 変数間の関連性の統計量
2.5.1 相関係数の計算-corr-
2.5.2 分散分析-anova-
2.6 ARMAモデル分析
2.6.1 ARMAによる時系列モデル分析
2.6.2 株価分析への応用
第2部 SASと株式運用
第3章 株式運用と投資戦略
3.1 株式運用と投資戦略
3.1.1 株式投資の基本
3.1.2 株式取引の基本
3.1.3 株式の時価発行
3.1.4 株価変動の要因
3.1.5 株式売買の実際
3.2 株式のテクニカル分析
3.2.1 株価とランダムウォーク仮説
3.2.2 株価の規則性
3.3 ファンダメンタル分析の方法論
3.3.1 株価と配当の公表
3.3.2 企業の利益動向
3.3.3 業種ごとの変動要因
3.3.4 株式分割と株価
3.3.5 株価と多量売却
3.3.6 株価変動のその他の要因
3.4 SASプロシージャによる株式市場分析
3.4.1 株式市場における効率性分析
3.4.2 投資分析の意味
3.5 株式ポートフォリオ理論
3.5.1 ポートフォリオ選択
3.5.2 最適ポートフォリオ
3.5.3 分散投資の効果
3.5.4 2次計画法による最適ポートフォリオの選択
3.5.5 分散投資と業種
3.6 CAPM
3.6.1 CAPMの原理
3.6.2 ベータ値の測定
3.7 LCSによる投資方法のモデル
3.7.1 パッシブ・ポートフォリオとアクティブ・ポートフォリオ
3.7.2 LCSによる取引シュミレーション
3.7.3 株式取引ルール作成への応用
3.7.4 遺伝的アルゴリズム
3.7.5 選択、交叉、突然変異
第4章 株式オプション
4.1 株式オプションの基本
4.1.1 株式オプション
4.1.2 オプション契約
4.1.3 株価指数オプション
4.2 オプション取引の基本パターン
4.2.1 アンカバード・ポジション
4.2.2 ヘッジ・ポジション
4.2.3 スプレッド
4.2.4 コンビネーション
4.3 オプション・プレミアムの推定
4.3.1 オプションの発行市場と流通市場
4.3.2 オプション・プレミアムの一般的傾向
4.3.3 ブラック・ショールズ・モデル
Collumn:伊藤プロセスについて
4.3.4 SASによるプレミアム算出法
4.3.5 株価変動の仮定
4.4 オプション取引に関連した手法
4.4.1 裁定取引
4.4.2 デルタ・ヘッジ
4.4.3 ポートフォリオ・インシュアランス(PI)
4・5 複雑系(カオス・フラクタル)と資本市場
4.5.1 フラクタル
4.5.2 フラクタル時系列のウェーブレット変換
4.5.3 フラクタル時系列の予測手法
4.5.4 株価予測の傾向
4.5.5 カオスによる株価分析
4.5.6 カオス性の検証
4.5.7 リヤプノフ数
4.5.8 ファジィ推論システムによる時系列予測
4.5.9 多段ファジィ推論
4.5.10 カオス、時系列予測への応用
第5章 SASによる多変量解析
5.1 回帰分析
5.1.1 回帰分析の基礎
5.1.2 回帰分析の算出-reg-
5.1.3 リスク・ファクター分析への応用
5.2 主成分分析
5.2.1 主成分分析の基礎
5.2.2 主成分分析による算出法-princomp-
5.2.3 財務指標分析への応用
5.2.4 因子分析による算出法-factor-
5.3 判別分析
5.3.1 判別分析の基礎
5.3.2 判別分析の算出法-discrim-
5.3.3 企業倒産予測への応用
5.4 クラスタ分析
5.4.1 クラスタ分析の基礎
5.4.2 クラスタ分析の算出法-cluster-
5.4.3 企業の類似性分析への応用
5.5 ロジスティック回帰分析
5.5.1 ロジスティック回帰分析の原理
5.5.2 SASによるロジスティック回帰分析
第6章 債券運用
6.1 債券運用の基本
6.1.1 債券市場の概要
6.1.2 運用対象としての債券
6.1.3 先物市場、オプション市場
6.2 債券投資の基礎
6.2.1 債権の利回りと価格
6.2.2 利回りの計算
6.2.3 債券価格の特徴
6.2.4 利回りの変化と価格変化
6.2.5 利回り変化と債券満期
6.2.6 残存期間、投資期間と価格変動
6.2.7 利回り較差の発生
6.3 債券投資の評価とリスク分析
6.3.1 債券投資の評価尺度
6.3.2 途中償還がある場合の利回り
6.3.3 債券投資のその他の利回り
6.3.4 債券投資のリスク
6.3.5 デュアレーション
6.3.6 再投資リスクとイミュニゼーション
6.4 債券の格付と財務指標分析
6.4.1 財務指標の分析
6.4.2 判別分析と債券の格付
第7章 債券ポートフォリオ
7.1 債券投資のリスク回避
7.1.1 債券投資のリスク
7.1.2 債券先物と債券オプション
7.1.3 債券先物を用いたリスク・ヘッジ
7.2.4 債券オプションの評価式
7.2.5 債券オプションを用いたリスク・ヘッジ
7.2.6 デルタ・ヘッジ
7.2 債券ポートフォリオ
7.2.1 債券運用の基本
7.2.2 債券の積極的運用
7.2.3 債券の保守的運用
7.2.4 ポートフォリオのイミュニゼーション
7.2.5 キャッシュ・フロー・マッチング
7.3 資産負債管理
7.3.1 資産負債管理と債券投資
7.3.2 銀行におけるALM
7.3.3 保険会社における運用シュミレーション
第3部 複雑な金融工学理論へのSASの応用
第8章 VaRの推定と利用
8.1 VaRの基本
8.1.1 VaRの導入
8.1.2 SASによるVaR算出法
Collumn:VaR分析ソフトウェア CreditMetrics
8.2 リスクファクターによる分析
8.2.1 リスクファクター
8.2.2 デルタ法(分散・共分散法)
8.2.3 モンテカルロ・シミュレーション法
8.2.4 ヒストリカル・シミュレーション法
8.3 VaR算出の応用例
8.3.1 株式ポートフォリオのVaR
8.3.2 債券ポートフォリオのVaR
8.3.3 先渡と先物
8.3.4 スワップ
8.3.5 オプション
8.4 ARCHモデルの推定
8.4.1 分散の時間変動とARCHモデル
8.4.2 SASによるARCH、GARCHモデル推定
第9章 クレジットデリバティブ
9.1 クレジットデリバティブ
9.1.1 クレジット・デリバティブ市場
9.1.2 クレジット・デリバティブの買い手のメリット
9.1.3 クレジット・リスクの引き受け手のメリット
9.1.4 クレジット・デリバティブの種類
9.1.5 クレジット・デフォルト・スワップ
9.1.6 トータル・リターン・スワップ
9.1.7 クレジット・スプレッド
9.1.8 ファースト・トゥ・デフォルト・スワップ
9.1.9 クレジット・リンク債券
9.2 クレジット・デリバティブの評価
9.2.1 プライシングの意味
9.2.2 プット・オプションとしてのデリバティブ
9.2.3 クレジット・デリバティブ評価のパラメータ
9.3 デフォルト率の推定
9.3.1 観測データによるデフォルト率の計算
9.3.2 デフォルト確率の推定
9.3.3 回帰モデル、ロジスティックモデルによるデフォルト確率の推定
9.3.4 ロジスティック回帰による債務不履行の確率予測
9.3.5 生存分析
9.4 格付推移の推定
9.4.1 格付実施の意義
9.4.2 推移確率行列による推定
9.4.3 格付推移確率行列の利用
第10章 リアル・オプションと投資選択
10.1 リアル・オプションと投資決定問題
10.1.1 参入・撤退の基本モデル
10.1.2 生産の切替問題
10.1.3 変動過程のモデル化と基本式
10.1.4 動的計画法による定式化
10.1.5 生産切替効果の応用例
10.1.6 切替コストの影響
10.1.7 シナリオが存在する場合への応用
10.2 プロジェクト・ファイナンスの評価
10.2.1 プロジェクト・ファイナンスのモデル化
10.2.2 プロジェクトの状態遷移
10.2.3 投資の動的計画法における最適化
10.2.4 回収における保証金の推定
10.2.5 プロジェクト・ファイナンス評価の応用例
索引