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【新刊情報】「技術士第二次試験 建設部門 答案作成のテクニック―5つの手順で書いてみよう―」3月18日発売!

編集局ブログ (2017/03/15)

今回は、「技術士」という国家試験の本をご紹介したいと思います。

「技術士」は、豊富な実務経験、科学技術に関する高度な応用能力と高い技術者倫理を備えている最も権威のある国家資格を有する技術者です。
(日本技術士会のホームページ 技術士制度について(平成28年4月)より引用)

つまり、技術士とは、その道のプロということです。

技術士の試験は第一次試験、第二次試験があり、両方合格して晴れて技術士になることができます。

技術士には、全部で21の部門がありますが、第二次試験の平均合格率は約15%前後です。

技術士は最低でも4年の実務経験がないと受験できませんので、実務経験者の方でも85%の方が不合格になっていることから、難しい試験であることがわかります。

なぜ難しいのか。

それは、第二次試験が記述式だからです。

資格試験や入試ではマークシートが当たり前となっていますが、マークシートでは機械が採点しますので、自信を持って正解しているのか、適当に正解を選んだのかはわかりません。

しかし、記述式では、その道の専門家が採点しますので、適当に書いていればすぐにわかります。

そこで、受験者は、自分の言葉で専門家が読んでわかる(うならせる)答案を書かなければいけません。

ここで、実際の問題を見てみましょう。

これは、建設部門の選択科目の一つ、「鉄道」の問題です。

踏切事故の現状と課題を簡潔に述べるとともに、事故防止のための方策を3つ挙げ、その内容を述べよ(600字詰用紙:1枚以内)

 

もし、専門的な知識がなくても、どのような踏切事故が起きるか?どんな対策をすればよいか?といったことはイメージできるかもしれません。

しかし、技術士は「高度な知識と応用能力が認められた技術者」です。

つまり、採点基準は「高度な知識や応用能力を持った技術者かどうか」です。

自分が持っている知識を総動員し、「高度な知識と応用能力が認められた技術者」が書く答案を書かなければいけません。

しかも、限られた文字数(この問題では600字詰原稿用紙1枚)と限られた時間(2問を2時間なので実質1時間)のなかで書かなくてはいけません。

つまり、専門的な知識だけではなく、その知識を答案にする、「答案作成力」が合否を分けると言っても過言ではありません。

前置きが長くなってしまいましたが、この「答案作成力」に特化して解説したのが、この度発行した、

「技術士第二次試験 建設部門 答案作成のテクニック―5つの手順で書いてみよう―」

です。

 

本書は、技術士の建設部門の受験者を対象に、「5つの手順」を使って答案が書ける方法を紹介しています。

5つの手順については、本のカバー(裏側)に書いてありますが、
 手順1 問題を熟読する
 手順2 答案の見出しを考える
 手順3 見出しに対する「解答の要点」を考える
 手順4 「解答の要点に関する説明」を考える
 手順5 手順2から手順4に基づき答案を書く
です。

この手順を見ると、問題を読んで答案を書くまでの当たり前の手順のように思うかもしれません。

しかし、実際の試験では、何が起こるかわかりません。
全く予想していない問題が出たり、問題を読んだ瞬間、あれを書かなきゃ...これも書かなきゃ...とパニックになってしまうかもしれません。

そうならないために、頭の中に浮かんだ解答をきちんと整理して、答案に書く必要があります。

その方法が本書で紹介した「5つの手順」です。

この手順をマスターすれば、頭に中に浮かんだ内容を、わかりやすい答案(試験官に解答が明確に伝わる答案)にすることができます。

この「5つの手順」の中で特に重要な部分は手順2から手順4ですが、本書では、この部分を卵のイラストを使って説明しています。

20170317.jpg

著者の森谷さんは「技術士試験の答案の書き方」についての講習会も行っていますが、この卵を使った考え方は受講生の間で、「イメージしやすい」「わかりやすい」と高評価です!

この度、著者の森谷さんが技術士の全部門を対象とした、「わかりやすい答案の書き方(全部門対象)」講座を2017年4月15日(土)13時から17時まで,オーム社の第2ゼミルームで行います。
森谷さんの直接指導を受けるチャンスです!ぜひこの機会をお見逃しなく!
 ↓
お申し込みはこちらから
技術士受験対策「わかりやすい答案の書き方(全部門対象)

最後に森谷さんの著書を紹介します。

 

 

<浜田>