本文へスキップします。

H1

ロボマガTopics

ブログV2:表示

Japan Innovation Challenge 2017 参加受付開始

フェア・イベント (2017/08/16)

Japan Innovation Challenge 2017実行委員会は、『ロボットによる山での遭難救助』をテーマとしたロボコン「Japan Innovation Challenge 2017」の開催を発表した。災害対応におけるロボット技術の活用法を探り、同分野の発展と将来的な実用化を目指すコンテストであり、今回が第2回目の開催となる。
8月2日(水)には六本木ヒルズにて参加希望者向けの事前説明会が開催された。参加条件やレギュレーションが正式に発表されたほか、コンテストで使用されるマネキンやレスキューセットの貸出が行われた。

本コンテストは北海道上士幌町の町有林にて行われ、開催期間は10月16日(月)から20日(金)までの5日間。人力での救助が難しい天候条件のなか、山中で遭難した登山者を救助するべくロボットを派遣する、というシナリオが設定されている。広大なフィールドの中で、参加者は下記の3つの競技課題に挑むことになる。

課題1 「発見」
:山中に設置されたマネキンを発見し、位置情報と写真を取得する。賞金50万円(1組/日。昼間の部のみ)。夜間の部も期間中2回開催される。
課題2 「駆付」:レスキューキットをマネキンの周囲まで運ぶ。賞金500万円(期間中に同課題を達成したチームで分配)。
課題3 「救助」:マネキンを救助しスタート地点まで運搬する。賞金2,000万円(期間中1組)。

使用するロボット(ドローン含む)の台数、操縦方法などは自由で、重量制限や寸法制限はとくに定められていない。参加登録期間内に登録を済ませ、その後に提出する企画書が審査を通過すれば、基本的に誰でも参加することが可能だ。
ただし、ロボットは「人に危害を与えないための措置」「他のチームのロボットに危害を与えないための措置」「ロボット自体が紛失・破損等しないための措置」「ロボットが仮想フェンス外に出た場合の停止措置」の4つに対応している必要がある。また、通信や飛行にあたっては、電波法及び航空法に則ることが求められる。

昨年度は13チーム(計45名)が参加し、そのうち2チームが課題1を達成。課題2、3についてはクリアできたチームは出なかったという(昨年のコンテストの様子は「ロボコンマガジン」2017年1月号の"Robocon Report"にて紹介しているので一読されたい)。

170816_01.png 170816_02.png 170816_03.png
昨年開催された第1回大会の様子。左が救助対象のマネキン。中央と右が救助を行うロボットとドローン。ドローンは課題2「駆付」のレスキューキットを搭載している(写真3点の出典:「Japan Innovation Challenge 2016 実施報告書」(Japan Innovation Challenge 2016 実行委員会))

参加登録は9月15日(金)まで。詳しいルールや応募要項は公式ウェブサイトにて公開されている。

Japan Innovation Challenge 2017
URL:https://www.innovation-challenge.jp/