一軒の住宅ができるまで……。その設計中には膨大な原図がありました。これは作り手と設計者のやり取りの記録であり、著者が何を考え・悩み、どういう決断を下したかが直に読み取れるものです。本書では原図をできるだけ多く収録。手嶋保の思考、哲学、インスピレーションに迫ったドキュメントです。
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原図というのは推敲というよりは、作り手とのやりとりですから、もっと確かなものです。
これは建築に確固たる質を付与せんとする意志であり、作り手に向けた真剣な問いかけであり、願いでもあるのです。
(手嶋保)