内容紹介
理系のビジネスコミュニケーション力を身につける!
主に研究職、開発職、技術職として企業に就職する人、就職する人向けに、社内のコミュニケーションを円滑にまわす方法を解説した入門書です。以下の3分野について、まとめています。
・技術報告書などのために資料をまとめる文章力
・技術報告会などで情報を伝えるためのプレゼン力
・専門分野の異なる上司や同僚と円滑に仕事をこなすための会話術
大学では研究データを客観的にプレゼンすることに主体が置かれますが、企業ではコミュニケーションを駆使し、多面的かつ論理的に情報を伝える必要があります。大手企業では講習会や研修会などを積極的に利用していますが、日本の製造業の大部分を占める中小企業では、これらの指導はメンターに任せることが多く、新入社員が困っていてもなかなか適切に教わること、教えることは大変です。
本書は、就職後のコミュニケーションに不安を覚えている大学生、入社したもののコミュニケーションになんとなく困っている新入社員・若手社員の入口となる一冊として、社会人1年目に必要となるコミュニケーション力をわかりやすくまとめたものです。
このような方におすすめ
・理系・ものづくり企業の新人、経営者、管理職
・理系の大学生、大学院生、教員
・理工系を目指す高校生、教員
目次
主要目次
Chapter 1 社会人基礎力とコミュニケーション
Chapter 2 読み手を納得させる文章術
Chapter 3 聴き手を納得させるプレゼン
Chapter 4 相手を納得させる会話術
詳細目次
Chapter 1 社会人基礎力とコミュニケーション
1-1 コミュニケーションは必要?
1-2 新入社員は何に悩むのか?
1-3 コミュニケーション力とは
1-4 社会人基礎力を知る
Chapter 2 読み手を納得させる文章術
2-1 理系が苦手なビジネス文章
2-2 研究報告を文章にする理由
2-3 テキストコミュニケーション
2-4 報告書とレポート
2-5 メモの重要性
2-6 理系職の報告書の作成手順
2-7 筋を通す文章
2-8 日本語文の構造
2-9 重点先行型
2-10 必要な内容がない
2-11 スリムな文章
2-12 エビデンス
2-13 見やすさの工夫
2-14 見通しが良い文章
2-15 事実と意見
2-16 主観的文章
2-17 あいまいな表現
2-18 話し言葉と書き言葉
2-19 読点の打ち方
2-20 文章の長さ
2-21 メールの作成
2-22 件名の重要性
2-23 特許明細書の作成
2-24 見直し
2-25 確認項目のチェックシート
Chapter 2の確認問題
Chapter 2の確認問題の解答
Chapter 3 聴き手を納得させるプレゼン
3-1 プレゼンが苦手な国民性?
3-2 理系はプレゼンが苦手?
3-3 目指すべきプレゼンとは
3-4 記憶に残るプレゼン
3-5 情報の表示方法
3-6 迷子にしない工夫
3-7 伝わりやすい理系のプレゼン
3-8 確認項目のチェックシート
3-9 何を盛り込むのか?
3-10 課題は何か
3-11 課題を抱えた人は誰か
3-12 どのように解決するのか
3-13 実現に必要なリソースは何か
3-14 カラクリを説明する
3-15 市場と未来を説明する
3-16 競合を分析する
3-17 観客とつながる:Onboarding
3-18 物語の流れを考える:Story Telling
3-19 根拠を持って説得する:To persuade
3-20 未来を見せる:The bright future
3-21 最後のスライド
3-22 完成度をさらに高めるため秘策
3-23 声の使い方
3-24 情報と感情
3-25 緊張と失敗
3-26 プレゼンの意味
Chapter 3の確認問題
Chapter 3の確認問題の解答
Chapter 4 相手を納得させる会話術
4-1 良い会話
4-2 明確な要点とロジカルシンキング
4-3 ロジカル会話
4-4 「食い違い」や「しっくりしない」
4-5 さまざまな人との会話
4-6 自分の考え方の軸との食い違い
4-7 多元的な会話の大きな隔たり
4-8 専門外の理解
4-9 自分の軸でずれを埋める
4-10 さまざまな分野から情報収集
4-11 マウントの取り合いではない
4-12 日本式とアメリカ式の会話
4-13 年代差を埋める会話
Chapter 4の確認問題
Chapter 4の確認問題の解答
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